Shopify構築費用の相場は?実例でわかる見積り内訳と適正価格

Shopify構築費用の相場は?実例でわかる見積り内訳と適正価格

 

「見積もりを取ったけれど、この金額が妥当なのか分からない」——Shopify構築のご相談で、一番多くいただく悩みです。
制作会社によって見積り額は数十万円から数百万円まで幅があり、比較しようにも判断の基準が見つからない。社内説明用の根拠数字を探して、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

 

まず結論から言うと、Shopify構築の外注費用は小規模なら30〜100万円、カスタマイズを含むと100〜300万円が相場のゾーンです。ただし、金額そのものより大切なのは「その見積りに何が含まれていて、何が含まれていないか」を読めること。この記事では、大小40件以上のShopify構築を手がけてきた弊社が、規模別の相場早見表から見積り内訳の読み方、そして多くの記事が触れない「構築後にかかる費用」まで、発注前に知っておきたいお金の話をまとめて解説します。

 

 本記事の内容

Shopify構築費用の相場と見積りの読み方
1.規模別の費用相場早見表
2.構築方法別(自分で/フリーランス/制作会社)の費用比較
3.見積書の内訳を工程別に解説
4.カスタマイズ項目別の費用目安
5.見落としがちな「構築後」の費用と1年目の総コスト
6.費用を抑えるコツと、削ってはいけない部分
7.見積もり比較のチェックポイント5つ

 

 

 まず結論: Shopify構築費用の相場早見表【規模別】

Shopify構築費用の規模別相場早見表

 

最初に、社内での予算検討にそのまま使える早見表をお見せします。EC業界メディアのWeb幹事が5,000社超の料金データをもとに公表している調査では、Shopify構築費用の平均は127.8万円、中央値は91.2万円(出典: Web幹事)。ただ、平均値だけでは自社のケースに当てはめにくいので、規模別に整理しました。

 

規模 費用の目安 できること
自分で構築 〜10万円程度 無料テーマ+自力設定。時間はかかるが費用は最小
小規模(テーマベース) 30〜100万円 既存テーマをベースに設定・商品登録・公開まで代行。弊社の「まるっとプロにおまかせプラン」55万円(税込)はこの帯
中規模(カスタマイズあり) 100〜300万円 独自デザイン・機能追加・外部連携などオーダーメイド要素を含む
大規模(フルカスタム) 300万円〜 基幹システム連携・越境EC・大量商品移行など大型案件

※ 公表相場(出典: Web幹事)をもとに、弊社が自力構築を含む4段階に整理した目安です。

 

大切なのは、高い見積り=ぼったくり、安い見積り=お得、とは限らないということ。金額の差は「どこまでの作業が含まれているか」の差であることがほとんどです。次の章から、その中身を順番に見ていきましょう。

自社の場合の概算が知りたい方は、無料相談で状況をお聞かせください。

この章のまとめ:相場は小規模30〜100万円・カスタマイズあり100〜300万円。金額差の正体は「含まれる作業範囲の差」です。

 

 

 構築方法別の費用比較(自分で/フリーランス/制作会社)

Shopify構築方法別の費用とメリット比較

 

費用を左右する最初の分かれ道は「誰が作るか」です。3つの選択肢を正直に比較します。

 

自分で構築する(〜10万円程度)

Shopifyはもともと「自分でストアを作れる」ことが強みのサービスです。無料テーマを使えば、Shopifyの月額利用料と多少のアプリ代だけで開店できます。
正直に言うと、商品数が少なく、デザインへのこだわりも強くないなら、自分で作るのも十分ありです。向いているのは、まず小さく試したい方、社内にWebに強い担当者がいる方。注意点は、本業の合間に進めると想像以上に時間がかかること、決済・配送・法務表記などの設定漏れに気づきにくいことです。

 

フリーランスに依頼する(20〜50万円程度)

個人のフリーランスに依頼する場合の相場は20〜50万円程度とされています(出典: tsun.ec)。制作会社より安く、腕のいい方に当たれば十分な品質が得られます。
注意点は、スキルの個人差が大きいこと、そして公開後に連絡がつかなくなるリスクです。
また、ウェブ制作の知見はあるがshopifyやECに精通していないという方も注意が必要です。見た目は整っているが内部構造がめちゃくちゃということもよく見ます。
構築後の修正や運用まで見据えるなら、継続的に対応してもらえるかを必ず確認しましょう。

 

制作会社に依頼する(30万円〜数百万円)

費用は上がりますが、要件整理からテスト・公開までの工程管理、公開後の保守までを組織として担保できるのが強みです。ECの実務知識(決済・配送・特定商取引法対応など)を含めて任せられるため、事業として本格的にECに取り組む場合の本命になります。会社ごとの得意分野の差が大きいので、Shopifyの実績数は必ず確認してください。

 

この章のまとめ:小さく試すなら自力も選択肢。事業として取り組むなら、継続対応まで見据えてフリーランスか制作会社を実績で選びましょう。

 

 

 構築費用の内訳 — 見積書の項目を工程別に解説

Shopify構築の見積書内訳を工程別に解説

 

本題です。見積書の金額が妥当かどうかは、総額ではなく工程ごとの配分を見ると判断しやすくなります。弊社が40社以上の構築で見てきた経験から、見積り総額に占める各工程のおおよその配分をお伝えします(案件の性質により前後します)。

 

工程 配分の目安 見積書での項目名の例
要件定義・設計 10〜15% 要件定義、ディレクション、サイト設計
デザイン 20〜30% トップ・下層デザイン、バナー制作
実装(テーマカスタマイズ) 30〜40% テーマ設定、コーディング、機能実装
商品・データ登録 10〜15% 商品登録、データ移行、CSV整備
決済・配送・各種設定 5〜10% 決済設定、配送設定、ドメイン・メール設定
テスト・公開 5〜10% 動作検証、テスト注文、公開作業

 

この配分を知っていると、見積書の「読み方」が変わります。たとえば実装費が総額の大半を占めていて要件定義がほぼゼロの見積りは、「何を作るか」を決める工程を飛ばしている可能性があり、あとから仕様変更で追加費用が発生しがちです。逆にテスト工程が明記されている見積りは、公開後のトラブルまで考えている証拠。項目が細かく分かれている見積りほど、誠実に工程を設計している傾向があります。

 

 見積書でまずチェックする3点

・要件定義(設計)の項目があるか
・テスト・検証の工程が含まれているか
・「一式」でまとめられず、工程ごとに分かれているか

 

この章のまとめ:見積りは総額ではなく工程配分で読む。要件定義とテストが見積りに入っているかが、良い見積りの見分け方です。

 

 

 カスタマイズ項目別の費用目安

Shopifyカスタマイズ項目別の費用目安

 

「すでにストアはあるけれど、この機能を足すといくら?」という方向けに、よくあるカスタマイズ要望別の目安レンジをまとめます。カスタマイズ費用は要件の細部で大きく変わるため、あくまで初期の予算感としてご覧ください。

 

カスタマイズ内容 費用の目安 備考
軽微なデザイン調整(色・フォント・バナー差し替え) 数万円程度〜 テーマ設定の範囲なら短納期で対応可能
セクション追加・レイアウト改修 数万〜十数万円 カラースウォッチやループスライドショーの実装など。実装例は関連記事参照
機能追加(定期購入・予約販売など) 十数万〜数十万円 アプリ導入+テーマ側の調整で実現するケースが多い
外部システム連携(基幹・在庫・POS) 数十万円〜 連携先システムの仕様により大きく変動
越境EC対応(多言語・多通貨) 数十万円〜 対応言語数・配送・関税要件により変動

 

ポイントは、「アプリで実現できるか、コードを書く必要があるか」で費用が一桁変わること。要望を伝えるときに「この機能が欲しい」ではなく「この課題を解決したい」と伝えると、制作会社側が安価な実現方法を提案しやすくなります。セクション追加の具体的なイメージは、商品ページにカラースウォッチを実装する方法ループスライドショーを作る方法で実際の実装例を紹介しています。

項目ごとのより詳しい費用レンジや見積もりの読み方まで知りたい方は、Shopifyカスタマイズ費用の目安と見積もりの見方の記事をご覧ください。

 

この章のまとめ:カスタマイズは「アプリで済むか、開発が必要か」で費用が大きく変わります。要望は機能ではなく課題ベースで伝えるのがコツです。

 

 

 見落としがちな「構築後」の費用 — 1年目の総コスト試算

Shopify構築後にかかる運用費用と1年目の総コスト

 

相場記事の多くは初期費用で話が終わりますが、実際にストアを運営する立場では、構築後に毎月かかる費用まで見ないと予算を見誤ります。構築と運用保守の両方を提供している弊社だからこそ、ここは強くお伝えしたい部分です。

 

毎月かかる費用の内訳

Shopify本体の月額利用料: ベーシックプランで月額数千円台から。プラン改定や為替で変動するため、契約時に公式サイトで最新価格を確認してください
アプリ利用料: 無料アプリもありますが、レビュー・定期購入・配送関連など有料アプリを入れると月数千円〜数万円
決済手数料: 売上に応じて3%台。固定費ではなく売上連動なので、売上計画とセットで見ます
運用保守費: 更新作業・不具合対応・改善提案などを外部に任せる場合、依頼範囲により月数万円〜。詳しくはShopifyの運用保守とは?業務内容・費用・外注の判断基準で解説しています

 

モデルケース: 初期+1年運用の総額

1年目の総コストは、次の式で概算できます。

1年目総額 = 初期構築費 +(Shopify月額+アプリ+運用保守)× 12ヶ月

たとえば初期構築に弊社の「まるっとプロにおまかせプラン」55万円(税込)を使い、月々のランニングが仮に3〜8万円だとすると、1年目の総額はおよそ90〜150万円のレンジになります。「初期50万円だから予算50万円」ではなく、この総額で稟議をかけておくと、公開後に「運用費の予算がない」と慌てずに済みます。運用を外注する場合の費用感はShopify運用代行の費用相場と失敗しない選び方も参考にしてください。

 

構築と運用をまとめて相談したい方は、コマースラボの構築サービスをご覧ください。

この章のまとめ:予算は「初期費用」ではなく「初期+1年分のランニング」で組む。これだけで公開後の資金計画が大きく安定します。

 

 

 費用を安く抑えるコツと、削ってはいけない部分

Shopify構築費用を抑えるコツと削ってはいけない工程

 

「できるだけ安く」は当然の要望です。ただ、削っていい費用と、削ると後で高くつく費用があります。他社で構築されたストアの運用を引き継ぐ中で見えてきた「よくあるパターン」も交えて、正直にお伝えします。

 

安く抑えるコツ(削っていい部分)

無料テーマを活用する: Shopifyの無料テーマは品質が高く、独自デザインにこだわらなければ十分戦えます
段階投資にする: 最初から300万円かける必要はありません。まずテーマベースで公開し、売上が立ってからカスタマイズに投資する方が、実データに基づく改善ができて無駄がありません
素材を自社で準備する: 商品写真・原稿・商品データ(CSV)を自社で用意すれば、その分の制作費・登録費を圧縮できます

 

削ると後で高くつく部分

要件定義: 相場より大幅に安い見積りは、要件のすり合わせ工程が省かれていることが少なくありません。公開後に「想定と違う」改修が続き、結果的に費用がかさんでしまう——他社構築ストアの運用引き継ぎで、よく見かけるパターンです
テスト・検証: 納期優先でテスト工程を省くと、決済や配送などお金に直結する設定の不備に、公開後まで気づけないリスクがあります。販売機会を逃してからの復旧対応は、削ったテスト費用より高くつきがちです
運用保守: 「公開したら終わり」の発注は、トラブルが起きてから割高なスポット対応の依頼先を探すことになりがちです

 

 判断の目安

・削ってOK: 独自デザイン、初期からの多機能化、素材制作の外注
・削るとNG: 要件定義、テスト・検証、公開後の保守体制

 

この章のまとめ:「見た目と機能」は後から足せますが、「設計と検証」は後からやり直すと高くつきます。削る場所を間違えないことが最大の節約です。

 

 

 見積もりを比較するときのチェックポイント5つ

Shopify構築の見積もり比較チェックポイント

 

複数社から見積りを取ったとき、金額の安さだけで選ばないために、発注前に各社へ確認したい質問を5つにまとめました。

 

1.作業範囲は明確か
「構築一式」に何が含まれるかを書面で確認します。商品登録は何点まで? 写真撮影は? メール設定は? 範囲の認識ズレが、追加費用トラブルの最大の原因です。

2.追加費用が発生する条件は何か
「修正は何回まで無料か」「仕様変更時の単価はいくらか」を事前に聞いておきます。誠実な会社ほど、この質問に明確に答えてくれます。

3.公開後の保守はどうなるか
保守プランの有無と内容を確認します。構築だけで関係が終わる会社か、公開後も伴走してくれる会社かは、1年後の運営に大きく響きます。

4.Shopifyの構築実績は何件あるか
Web制作の実績ではなく「Shopifyの」実績を聞いてください。Shopifyには独自の仕様が多く、経験の差がそのまま品質と工数の差になります。

5.やり取りはスムーズか
見積り段階の対応スピードや説明の分かりやすさは、プロジェクト中のコミュニケーション品質の予告編です。質問への回答が曖昧なまま契約に進むのは避けましょう。

 

なお、見積もりの前段となる「制作会社そのものの見極め方」は、7つの選定基準・危険サイン・商談で使える質問リスト10をShopify制作会社の選び方の解説記事で詳しく解説しています。

 

この章のまとめ:5つの質問への答え方で、その会社の誠実さが見えます。金額の比較は「同じ作業範囲か」を揃えてから行いましょう。

 

 

 コマースラボのShopify構築サービス

コマースラボのShopify構築サービス紹介

 

最後に、弊社の構築サービスをご紹介します。

 

弊社は、40社以上のShopify構築実績をもつShopify専門の支援会社です。特徴は、構築して終わりではなく構築から運用保守まで一貫して対応すること。運用まで見据えて構築するので、「あとから直すと高くつく部分」を最初から潰した設計ができ、この記事で解説した1年目の総コストを最適化できる立場にあります。

 

一押しは「まるっとプロにおまかせプラン」55万円(税込)。構築に必要な工程をまとめてプロに任せられるプランで、完成イメージがわかるデモサイトを構築して依頼前の初回ヒアリング時にお持ちします。
完成イメージを見てから依頼するか決めれるので、ミスマッチがありません。

規模別早見表でいう「小規模(テーマベース)」の帯に収まる価格設定です。「まず自社の場合はいくらかかるのか知りたい」という段階のご相談も歓迎です。要件を伺ったうえで、この記事の内訳と同じ形式で、根拠の分かる見積りをお出しします。

 

構築サービスの詳細を見る構築の無料相談・見積もりはこちら

 

この章のまとめ:弊社は構築40社以上・運用保守まで一貫対応。55万円(税込)のおまかせプランを軸に、根拠の分かる見積りをお出しします。

 

 

 まとめ: 相場を知ることは、いい発注の第一歩

この記事のポイント

 

 この記事のまとめ

・相場は小規模30〜100万円、カスタマイズあり100〜300万円(平均127.8万円・出典: Web幹事)
・見積りは総額ではなく工程配分で読む。要件定義とテストの有無が見分けポイント
・予算は「初期+1年分のランニング」の総額で組む
・削っていいのは見た目と機能。削ってはいけないのは設計と検証と保守
・最初から高額をかけず、段階投資で実データに基づいて育てるのが中小企業の勝ち筋

 

よくある質問(FAQ)

Q. 最低いくらから頼めますか?
A. 公表されている相場では、テーマベースの小規模構築で30万円前後からが目安です。コマースラボでは55万円(税込)の「まるっとプロにおまかせプラン」を基準に、要件に応じてご提案しています。

 

Q. 構築期間はどのくらいかかりますか?
A. 標準的な仕様のECサイトですと2~3か月ほどが一般的です。
構築の規模と、素材(写真・原稿・商品データ)の準備状況によって大きく変わります。準備が早いほど短縮できます。具体的な期間は、要件を伺ったうえでお見積りと合わせてご提示します。

 

Q. 補助金は使えますか?
A. IT導入補助金など、ECサイト構築が対象になる補助金が使える場合があります。ただし公募時期や要件は年度ごとに変わるため、申請前に最新の公募要領をご確認ください。ご相談時に状況をお聞かせいただければ、活用可否の確認からお手伝いします。

 

Q. 相見積もりを取ってもいいですか?
A. もちろんです。むしろ複数社を比較することをおすすめします。その際は本記事の「チェックポイント5つ」を使って、金額だけでなく作業範囲と保守体制を揃えて比較してください。

 

この記事を書いた人

株式会社コマースラボ 代表取締役 濱野恵太郎

濱野 恵太郎(はまの けいたろう)
株式会社コマースラボ 代表取締役

・Shopifyパートナー
・BASE認定パートナー
・WACA認定ウェブ解析士

・ECサイト構築40サイト以上
・ECサイト運用保守20サイト以上

構築から運用・保守まで一気通貫で対応しています。

 

 Shopify構築の費用相談はコマースラボへ

「自社の場合はいくらかかるのか」「もらった見積りが妥当か見てほしい」——そんなご相談も歓迎です。40社以上の構築実績をもとに、根拠の分かる見積りと、運用まで見据えたご提案をいたします。無理な営業はしませんので、予算取りの段階でもお気軽にどうぞ。

 

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