Shopify構築費用の相場は?実例でわかる見積り内訳と適正価格

Shopify構築費用の相場は?実例でわかる見積り内訳と適正価格

 

「見積りを取ったけれど、この金額が妥当なのか分からない」——Shopify構築のご相談で、一番多くいただく悩みです。
制作会社によって見積り額は数十万円から数百万円まで幅があり、比較しようにも判断の基準が見つからない。社内説明用の根拠数字を探して、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

 

まず結論から言うと、Shopify構築の外注費用は小規模なら30〜100万円、カスタマイズを含むと100〜300万円が相場のゾーンです。ただし、金額そのものより大切なのは「その見積りに何が含まれていて、何が含まれていないか」を読めること。この記事では、大小40サイト以上のShopify構築を手がけてきた弊社が、規模別の相場早見表から、見積書を項目ごとに読む方法、見積り依頼のときにあなたが渡すべき情報、そして多くの記事が触れない「構築後にかかる費用」まで、発注前に知っておきたいお金の話をまとめて解説します。

 

 本記事の内容

Shopify構築費用の相場と見積りの読み方
1.規模別の費用相場早見表(弊社の実例つき)
2.構築方法別(自分で/フリーランス/制作会社)の費用比較
3.見積書の内訳を工程別に解説(550,000円の内訳例)
4.見積書の項目別チェック
5.見積り依頼時に渡す情報13項目
6.カスタマイズ項目別の費用目安
7.見落としがちな「構築後」の費用と1年目の総コスト
8.費用を抑えるコツと、削ってはいけない部分
9.複数社の見積書を同じ土俵で比べる方法
10.コマースラボの構築3プランと見積りの出し方
11.まとめ・よくある質問

 

 

 まず結論: Shopify構築費用の相場早見表【規模別】

Shopify構築費用の規模別相場早見表

 

最初に、社内での予算検討にそのまま使える早見表をお見せします。EC業界メディアのWeb幹事が5,000社超の料金データをもとに公表している調査では、Shopify構築費用の平均は127.8万円、中央値は91.2万円(出典: Web幹事・2026年9月時点)。ただ、平均値だけでは自社のケースに当てはめにくいので、規模別に整理しました。制作会社に頼む場合の制作費用(制作の相場)も、この帯の中に収まります。

 

規模 費用の目安 できること 弊社の例(税込)
自分で構築 〜10万円程度 無料テーマ+自力設定。時間はかかるが費用は最小 —
小規模(テーマベース) 30〜100万円 既存テーマをベースに設定・商品登録・公開まで代行 ミニマムプラン 330,000円〜/まるっとプロにおまかせプラン 550,000円
中規模(カスタマイズあり) 100〜300万円 独自デザイン・機能追加・外部連携などオーダーメイド要素を含む プロプラン 1,100,000円〜
大規模(フルカスタム) 300万円〜 基幹システム連携・越境EC・大量商品移行など大型案件 個別見積り

※ 公表相場(出典: Web幹事)をもとに、弊社が自力構築を含む4段階に整理した目安です。「弊社の例」は構築3プランの公開価格(2026年9月時点)です。

 

大切なのは、高い見積り=ぼったくり、安い見積り=お得、とは限らないということ。金額の差は「どこまでの作業が含まれているか」の差であることがほとんどです。同じ「小規模」の帯で弊社の2プランに価格差があるのも、含まれる作業範囲が違うからです。次の章から、その中身を順番に見ていきましょう。

この章のまとめ:相場は小規模30〜100万円・カスタマイズあり100〜300万円。金額差の正体は「含まれる作業範囲の差」です。

 

 

 構築方法別の費用比較(自分で/フリーランス/制作会社)

Shopify構築方法別の費用とメリット比較

 

費用を左右する最初の分かれ道は「誰が作るか」です。3つの選択肢を表で正直に比較します。

 

方法 費用の目安 向いている人 注意点
自分で構築する 〜10万円程度 商品数が少なく、まず小さく試したい方 本業の合間だと想像以上に時間がかかる。決済・配送・法務表記の設定漏れに気づきにくい
フリーランスに依頼する 20〜50万円程度(出典: tsun.ec) 費用を抑えたい方。腕のいい方に当たれば十分な品質 スキルの個人差が大きい。公開後に連絡がつかなくなるリスク
制作会社に依頼する 30万円〜数百万円 事業として本格的にECに取り組む方 得意分野の差が大きい。Shopifyの実績数を確認する

 

正直に言うと、商品数が少なく、デザインへのこだわりも強くないなら、自分で作るのも十分ありです。無料テーマなら月額利用料と多少のアプリ代だけで開店できます。
フリーランスで気をつけたいのは、ウェブ制作の知見はあるがShopifyやECに精通していない方もいること。見た目は整っているが内部構造がめちゃくちゃということもよく見ます。構築後の修正や運用まで見据えるなら、継続的に対応してもらえるかを事前に確認しましょう。

 

3つの方法の詳しい比較と自分で構築する手順はShopify構築の完全ガイド、「どこまで任せるか」で費用が変わる仕組みはShopify制作代行の解説記事で整理しています。

 

この章のまとめ:小さく試すなら自力も選択肢。事業として取り組むなら、継続対応まで見据えてフリーランスか制作会社を実績で選びましょう。

 

 

 構築費用の内訳 — 見積書の項目を工程別に解説

Shopify構築の見積書内訳を工程別に解説

 

本題です。見積書の金額が妥当かどうかは、総額ではなく工程ごとの配分を見ると判断しやすくなります。弊社が40サイト以上の構築で見てきた経験から、見積り総額に占める各工程のおおよその配分と、弊社の見積書で実際に使っている項目名をお伝えします。「実例でわかる」と掲げている以上、配分の話だけで終わらせるのは不誠実だと思うので、弊社のまるっとプロにおまかせプラン550,000円(税込)を当てはめた内訳も1例として添えます(標準的な構成の場合。商品点数やデザインの分量により配分は動きます)。

 

工程 配分の目安 弊社の見積書での項目名 550,000円の内訳例(税込)
要件定義・サイト全体設計 15〜30% ディレクション/要件定義・サイト全体設計 165,000円
デザイン 20〜30% デザイン(トップ・下層) 132,000円
実装(テーマカスタマイズ) 30〜40% テーマ実装/アプリ導入・設定 154,000円/44,000円
商品・データ登録 10〜15% 商品登録(商品・コレクション各5個まではプラン内。6個目以降は1SKUあたり330円・税込) プラン価格に含む
Shopify基本設定・テスト・公開 10〜20% Shopify基本設定一式(ドメイン・配送設定・決済・ストア情報やディスクリプション・ロゴなどの一般設定・利用規約/特定商取引法に基づく表記/プライバシーポリシー/配送ポリシー/返品ポリシーの規約関連ページ・テスト・公開) 55,000円
公開後 — 納品後サポート(1ヶ月) プラン価格に含む(無償)
合計 — — 550,000円

※ 内訳例は2026年9月時点。テーマ購入費・有料アプリの月額・Shopify本体の利用料は実費で別途かかります。

 

この配分を知っていると、見積書の「読み方」が変わります。たとえば実装費が総額の大半を占めていて要件定義がほぼゼロの見積りは、「何を作るか」を決める工程を飛ばしている可能性があり、あとから仕様変更で追加費用が発生しがちです。逆にテスト工程が明記されている見積りは、公開後のトラブルまで考えている証拠。項目が細かく分かれている見積りほど、誠実に工程を設計している傾向があります。内訳例で見てほしいのは、「Shopify基本設定一式」にテスト・公開まで含めて金額が付き、「納品後サポート」が項目として明記されている点です。見積書のどの項目にもテストやサポートが書かれていない場合、その工程は「無償」ではなく「存在しない」ことがあります。

 

 見積書でまずチェックする3点

・要件定義(設計)の項目があるか
・テスト・検証の工程が含まれているか
・「一式」でまとめられず、工程ごとに分かれているか

 

この章のまとめ:見積りは総額ではなく工程配分で読む。要件定義とテストが見積りに入っているかが、良い見積りの見分け方です。

 

 

 見積書の項目別チェック — この金額は妥当?をこう読む

Shopify構築の見積書を項目ごとに読んで金額の妥当性を判断する

 

工程配分が分かったら、次は項目ごとに「何が抜けやすいか」を読みます。手元の見積書と見比べながら、上から順にチェックしてみてください。

 

項目 抜けやすいもの 安いときに起きていること
ディレクション/要件定義・サイト全体設計 要件定義の項目そのもの 「作りながら決める」前提で、後から仕様変更の追加費用が出やすい
デザイン(トップ・下層) 下層ページの枚数、バナー、修正回数 テーマの既定デザインをそのまま使う前提
テーマ実装 スマホ表示の調整、表示速度の確認 テーマ設定の範囲だけで実装する前提(独自実装が多いと高くなる)
アプリ導入・設定 アプリの月額(実費)、アプリ同士の相性確認 月額が見積りに現れず、公開後の固定費が想定より増える
商品登録(点数の上限・超過分の単価) 点数の上限と超過分の単価(例: 1SKUあたり330円・税込)、画像加工、CSV整備、データ移行 点数が少ない前提、または登録が自社作業になっている
Shopify基本設定一式(ドメイン・配送設定・決済・ストア情報やディスクリプション・ロゴなどの一般設定・規約関連ページ〔利用規約/特定商取引法に基づく表記/プライバシーポリシー/配送ポリシー/返品ポリシー〕・テスト・公開) 規約ページの原稿、送料の例外設定、テスト工程、検収条件 設定は「お客様側で」の前提。公開直前の確認が省かれ、不備が公開後に見つかる
納品後サポート・保守 期間と範囲、その後の保守プランの有無 「公開したら終わり」で、トラブル時にスポット対応の依頼先を探すことになる

 

表のとおり、安い見積りの多くは「悪い見積り」ではなく、前提が違う見積りです。テーマの既定デザインのまま、商品登録や設定は自社で、という前提なら安くて当然で、それで困らないなら合理的な選択です。問題は、その前提を知らずに契約してしまうこと。だから金額を比べる前に前提を確認します。

 

一式見積りをもらったら

「Shopify構築一式 ○○万円」のような1行の見積りは、そのまま比較せず項目に分けてもらいましょう。「社内で説明するために項目ごとに分けた見積書をいただけますか。含まれない作業があれば教えてください」で十分で、工程をきちんと設計している会社なら、すぐに出してもらえます。分けられない、または「その他一式」が大半を占める場合は、作業範囲が決まっていないサインです。

 

安すぎる見積りで実際に起きていたこと

他社で構築されたストアの運用を引き継ぐ中で、弊社が実際に見てきたパターンを3つ挙げます(個社が特定できないよう一般化しています)。

・A社: 商品登録が含まれていなかった。一式見積りで発注したところ商品登録は自社作業の前提で、公開直前に担当者が登録に追われ、公開が後ろ倒しになりました
・B社: テスト工程がなかった。公開後に送料の設定不備が見つかり、しばらく誤った送料で注文を受け付けていました
・C社: テーマを更新できない改修になっていた。安く済ませた独自実装がテーマ本体に直接手を入れる形で、テーマを更新できず、改修のたびに費用がかさむ状態でした

 

いずれも「安かったこと」自体ではなく、含まれていない作業を、含まれていると思って契約したことが原因です。次のチェックリストで、その認識ズレを契約前に潰してください。

 

 見積書チェック10項目

1.要件定義(設計)の項目があるか
2.テスト・検証の工程が含まれているか
3.修正は何回まで含まれ、超えた場合の単価はいくらか
4.仕様変更・追加作業の単価が書かれているか
5.テーマ購入費・有料アプリの月額・Shopify利用料など実費の扱いが明記されているか
6.ストアのオーナー権限は自社が持つ形か
7.検収の条件(何をもって完了とするか)
8.支払条件(着手金・残金のタイミング)
9.納品物(ストア本体のほか、デザインデータ・設定資料など)
10.公開後のサポート期間と、その後の保守プランの有無

 

運営中のストアに機能を足す「1通のカスタマイズ見積り」の確認ポイントは、Shopifyカスタマイズ費用の目安と見積もりの見方の記事で6点にまとめています。

 

この章のまとめ:金額を比べる前に、項目ごとに含まれるものを確認する。一式なら分けてもらってから比べましょう。

 

 

 見積り依頼時に渡す情報 — これが揃うと見積りが速く・正確になる

Shopify構築の見積り依頼時に制作会社へ渡す情報の整理

 

実は見積りの精度は、あなたが最初に渡す情報でほぼ決まります。情報が少ないと、制作会社は幅を持たせた金額か条件付きの概算しか出せません。次の13項目が揃っていると、最初の打ち合わせで具体的な金額まで話が進み、あとから「聞いていなかった」で金額が動くことも減ります。弊社のヒアリングで実際にお聞きしている内容をもとに、金額にどう効くかを添えました。

 

 見積り依頼時に渡す情報13項目

1.商品点数とコレクション(カテゴリ)数 — 登録費とCSV整備の工数に直結
2.必要なページ(会社概要・ブランドストーリー・FAQなど)とページ数の目安 — デザインと実装の枚数が決まる
3.参考にしたいストア2〜3件と「好き/嫌い」の理由 — デザインの往復が減る
4.デザインの方針(オリジナルデザインを起こすか、テーマテンプレートのデザインをベースにするか) — デザイン費と実装工数が大きく変わる
5.デザイン素材の有無(ロゴ・商品写真・原稿を自社で用意できるか) — 撮影・原稿作成の項目が増えるか決まる
6.規約関連のテキスト(特定商取引法に基づく表記・プライバシーポリシー・利用規約など)を自社で用意できるか — 必須ページの原稿作成が項目に入るか決まる
7.必要な機能(定期購入・予約販売・会員制・B2Bなど) — 標準機能・アプリ・開発のどれかで費用の桁が変わる
8.決済手段と、配送・送料のルール — 例外ルールが多いほど設定工数が増える
9.既存ECからの移行の有無(移行元と、商品・顧客・注文データの点数) — 数十万円単位で効く
10.外部システム連携の有無(基幹・在庫・POSなど) — 仕様調査が必要になる
11.公開希望時期 — 短いほど並行作業が増え、体制が変わる
12.予算の上限 — 「その予算内でどこまでできるか」という現実的な提案が返る
13.公開後の運用体制(自社で更新するか、保守を頼むか) — 設計の方針と保守込みかが決まる

 

12の予算は言いにくい項目ですが、伝えないと上限のない前提でフル構成の見積りが出やすくなります。9の移行の進め方はShopifyへの移行ガイドで解説しています。

 

伝えなくていいこと・決まっていなくていいこと

デザインの細部、使うアプリの名前、テーマの銘柄などは制作会社側が提案する部分なので、決まっていなくて大丈夫です。要望は「この機能が欲しい」ではなく「この課題を解決したい」と課題で伝えると、安価な実現方法を提案してもらいやすくなります。
写真や原稿など「揃える素材」の準備は契約後で間に合います。素材の一覧はShopify構築の流れと期間の記事を、「どこまで任せるか」の決め方はShopify制作代行の解説記事をご覧ください。

 

この13項目は、分かる範囲で埋めてお問い合わせフォームにそのまま貼っていただければ、弊社への見積り依頼としてそのまま使えます。全部が埋まっていなくても大丈夫です。

 

この章のまとめ:見積りの精度は最初に渡す情報で決まる。13項目を分かる範囲で埋めて渡せば、最初から具体的な金額の話ができます。

 

 

 カスタマイズ項目別の費用目安

Shopifyカスタマイズ項目別の費用目安

 

「すでにストアはあるけれど、この機能を足すといくら?」という方向けに、よくあるカスタマイズ要望を3つに分けて目安レンジをまとめます。要件の細部で大きく変わるため、初期の予算感としてご覧ください。

 

カスタマイズ内容 費用の目安 備考
デザイン調整(色・フォント・バナー、セクション追加・レイアウト改修) 数万円程度〜十数万円 テーマ設定の範囲なら短納期
機能追加(定期購入・予約販売など) 十数万〜数十万円 アプリ導入+テーマ側の調整で実現するケースが多い
外部連携・越境EC(基幹・在庫・POS、多言語・多通貨) 数十万円〜 連携先の仕様、対応言語数・配送・関税要件により大きく変動

 

ポイントは、「アプリで実現できるか、コードを書く必要があるか」で費用が一桁変わること。アプリで足りるかの判断はアプリとカスタマイズどっちを選ぶかの記事で整理しています。セクション追加の実装例は商品ページにカラースウォッチを実装する方法・ループスライドショーを作る方法を、項目ごとの詳しい費用レンジはShopifyカスタマイズ費用の目安と見積もりの見方の記事をご覧ください。

 

この章のまとめ:カスタマイズは「アプリで済むか、開発が必要か」で費用が大きく変わります。要望は機能ではなく課題ベースで伝えるのがコツです。

 

 

 見落としがちな「構築後」の費用 — 1年目の総コスト試算

Shopify構築後にかかる運用費用と1年目の総コスト

 

相場記事の多くは初期費用で話が終わりますが、実際にストアを運営する立場では、構築後に毎月かかる費用まで見ないと予算を見誤ります。構築と運用保守の両方を提供している弊社だからこそ、ここは強くお伝えしたい部分です。

 

毎月かかる費用の内訳

・Shopify本体の月額利用料: プランにより異なり、改定や為替でも変動するため、契約時にShopify公式の料金ページで最新価格を確認してください
・アプリ利用料: 無料アプリもありますが、レビュー・定期購入・配送関連など有料アプリを入れると月数千円〜数万円。考え方はShopifyアプリの費用の記事で解説しています
・決済手数料: 売上に応じて3%台。固定費ではなく売上連動なので、売上計画とセットで見ます
・運用保守費: 更新作業・不具合対応・改善提案などを外部に任せる場合、依頼範囲により月数万円〜。詳しくはShopifyの運用保守とは?業務内容・費用・外注の判断基準で解説しています

 

モデルケース: 初期+1年運用の総額

1年目の総コストは、次の式で概算できます。

1年目総額 = 初期構築費 +(Shopify月額+アプリ+運用保守)× 12ヶ月

弊社の確定価格で計算すると、初期構築に「まるっとプロにおまかせプラン」550,000円(税込)、公開後に運用保守プラン(月額49,500円・税込・月5時間の改修枠)を使う場合、550,000円+49,500円×12ヶ月=1,144,000円(税込)に、Shopify月額とアプリの実費が加わります。月次の分析と改善案の立案まで任せるマーケティングプラン(月額49,500円・税込)を併用すると月額は合わせて99,000円(税込)なので、550,000円+99,000円×12ヶ月=1,738,000円(税込)+実費です。

「初期費用が550,000円だから予算も550,000円」ではなく、この総額で稟議をかけておくと、公開後に「運用費の予算がない」と慌てずに済みます。運用を外注する場合の費用感はShopify運用代行の業務範囲・費用相場・選び方も参考にしてください。

 

構築と運用をまとめて相談したい方は、コマースラボの構築サービスをご覧ください。

この章のまとめ:予算は「初期費用」ではなく「初期+1年分のランニング」で組む。これだけで公開後の資金計画が大きく安定します。

 

 

 費用を安く抑えるコツと、削ってはいけない部分

Shopify構築費用を抑えるコツと削ってはいけない工程

 

「できるだけ安く」は当然の要望です。ただ、削っていい費用と、削ると後で高くつく費用があります。正直にお伝えします。

 

安く抑えるコツ(削っていい部分)

・無料テーマを活用する: Shopifyの無料テーマは品質が高く、独自デザインにこだわらなければ十分戦えます
・段階投資にする: 最初から300万円かける必要はありません。まずテーマベースで公開し、売上が立ってからカスタマイズに投資する方が、実データに基づく改善ができて無駄がありません
・素材を自社で準備する: 商品写真・原稿・商品データ(CSV)を自社で用意すれば、その分の制作費・登録費を圧縮できます

 

削ると後で高くつく部分

・要件定義: 相場より大幅に安い見積りは、要件のすり合わせ工程が省かれていることが少なくありません。公開後に「想定と違う」改修が続き、結果的に費用がかさんでしまいます
・テスト・検証: 納期優先でテスト工程を省くと、決済や配送などお金に直結する設定の不備に、公開後まで気づけないリスクがあります。販売機会を逃してからの復旧対応は、削ったテスト費用より高くつきがちです
・運用保守: 「公開したら終わり」の発注は、トラブルが起きてから割高なスポット対応の依頼先を探すことになりがちです

 

見積りが予算を超えていたときは、「金額」ではなく「範囲」で交渉してください。金額だけ下げてもらうと、どこかの工程が見えないところで薄くなります。「この予算に収めるには、どの項目を外す、または自社でやるのが現実的ですか」と聞けば、下層ページを減らす・商品登録を自社でやる・機能追加を公開後に回す、といった品質を落とさない調整が返ってきます。

 

 判断の目安

・削ってOK: 独自デザイン、初期からの多機能化、素材制作の外注
・削るとNG: 要件定義、テスト・検証、公開後の保守体制

 

この章のまとめ:「見た目と機能」は後から足せますが、「設計と検証」は後からやり直すと高くつきます。削る場所を間違えないことが最大の節約です。

 

 

 複数社の見積書を同じ土俵で比べる方法

複数社のShopify構築見積書を同じ作業範囲に揃えて比較する

 

複数社から見積りを取ったとき、総額を横に並べても比較にはなりません。各社の「含まれる範囲」が違うからです。おすすめは範囲を揃えてから総額を見るという順番で、手順は3つです。

 

1.同じ情報を全社に渡す
「見積り依頼時に渡す情報13項目」を同じ内容で全社に渡します。

2.項目ごとに「含む/別途/含まない」を書き出す
下の表の行ごとに各社の見積書を埋めます。書いていない項目は「不明」として各社に確認します。

3.範囲を揃えてから総額を比べる
足りない項目を追加見積りしてもらい、同じ範囲にしてから総額を並べます。ここで初めて、金額の差が「会社の差」になります。

 

揃える項目 各社の欄に書くこと
ディレクション/要件定義・サイト全体設計 含む/別途(金額)/含まない
デザイン(トップ・下層) 含む下層ページの枚数
テーマ実装 テーマ設定の範囲か、独自実装を含むか
アプリ導入・設定 対象アプリと、月額実費の有無
商品登録 含む点数と、超過分の単価
Shopify基本設定一式(設定・規約関連ページ・テスト・公開) 含む/自社作業、テストの有無と検収条件
納品後サポート・保守 無償期間と、その後の保守プランの月額
修正回数・追加単価 無料の修正回数と、超過時の単価
総額(範囲を揃えた後) ここで初めて比較する

※ A社・B社・C社の列に広げて使ってください。

 

金額以外の「会社そのものの見極め」——実績の中身、担当者とのやり取り、オーナー権限の扱いなどは、7つの選定基準・危険サイン・質問リスト10をShopify制作会社の選び方の解説記事で解説しています。本記事の比較表とセットで使うと、金額と会社の両面から判断できます。

 

この章のまとめ:総額を並べる前に、同じ情報を渡し、項目ごとに「含む/別途/含まない」を揃える。範囲が揃って初めて、金額の差に意味が出ます。

 

 

 コマースラボのShopify構築サービス|3プランと見積りの出し方

コマースラボのShopify構築サービス3プランの紹介

 

最後に、弊社の構築サービスをご紹介します。

 

弊社は、40サイト以上のShopify構築実績をもつShopify専門の支援会社です。特徴は、構築して終わりではなく構築から運用保守まで一貫して対応すること。運用まで見据えて構築するので、「あとから直すと高くつく部分」を最初から潰した設計ができます。構築は規模に合わせた3プランです。

 

プラン 価格(税込) 向いている方
ミニマムプラン 330,000円〜 テーマベースで必要最小限の構成から始めたい方
まるっとプロにおまかせプラン 550,000円 テーマカスタム(デザインおまかせ)・販売導線設計・SEO/LLMOの基本対策・アプリ導入までまとめて任せたい方
プロプラン 1,100,000円〜 独自デザインや機能追加、外部連携などカスタマイズを含めて構築したい方

※ 3プランとも納品後1ヶ月の無償サポート付き。詳しい比較は構築サービスのプラン比較ページをご覧ください。

 

一押しは「まるっとプロにおまかせプラン」550,000円(税込)。お問い合わせいただいた方には、完成イメージがわかる無料のデモサイトを構築し、ヒアリング時にご覧いただけます。
完成イメージを見てから依頼するか決められるので、ミスマッチがありません。

「まず自社の場合はいくらかかるのか知りたい」という段階のご相談も歓迎です。要件を伺ったうえで、この記事の「見積書の項目別チェック」と同じ項目構成で、根拠の分かる見積りをお出しします。表と照らし合わせられるので、社内説明にもそのまま使えます。

 

公開後は、運用保守プラン(月額49,500円・税込・月5時間の改修枠)と、月次の分析・改善案の立案を行うマーケティングプラン(月額49,500円・税込)を別プランでご用意しています。併用の場合は月額99,000円(税込)です。

 

構築サービスの詳細を見る/構築の無料相談・見積りは公式LINEかお問い合わせフォームからどうぞ

 

この章のまとめ:弊社は構築40サイト以上・運用保守まで一貫対応。3プランを軸に、本記事と同じ項目構成で根拠の分かる見積りをお出しします。

 

 

 まとめ: 相場を知ることは、いい発注の第一歩

この記事のポイント

 

 この記事のまとめ

・相場は小規模30〜100万円、カスタマイズあり100〜300万円(平均127.8万円・出典: Web幹事)
・見積りは総額ではなく工程配分で読む。要件定義とテストの有無が見分けポイント
・見積書は項目単位で「含む/別途/含まない」を確認する。一式なら分けてもらう
・見積り依頼時は「渡す情報13項目」を揃えると、見積りが速く・正確になる
・予算は「初期+1年分のランニング」の総額で組む
・削っていいのは見た目と機能、削ってはいけないのは設計・検証・保守。段階投資で実データに基づいて育てるのが中小企業の勝ち筋

 

よくある質問(FAQ)

Q. 最低いくらから頼めますか?
A. 公表されている相場では、テーマベースの小規模構築で30万円前後からが目安です。コマースラボではミニマムプラン330,000円(税込)〜、一押しのまるっとプロにおまかせプラン550,000円(税込)を基準に、要件に応じてご提案しています。

 

Q. 見積りは無料ですか?
A. 弊社では相談も見積りも無料です。「渡す情報13項目」を分かる範囲でお送りいただければ、項目ごとに分かれた見積りをお出しします。予算取りの段階でも構いません。

 

Q. 見積りの後に要件が変わったら金額はどうなりますか?
A. 追加や変更の内容に応じて見積りが変わるのが一般的です。だからこそ契約前に「仕様変更時の単価」と「修正の回数」を確認しておきましょう。弊社では、変更が出た時点で影響する項目と金額をお伝えし、ご判断いただいてから作業に入ります。

 

Q. 構築期間はどのくらいかかりますか?
A. 標準的な仕様のECサイトですと2~3か月ほどが一般的です。
構築の規模と、素材(写真・原稿・商品データ)の準備状況によって大きく変わります。準備が早いほど短縮できます。工程ごとの内訳はShopify構築の流れと期間の記事で解説しています。

 

Q. 補助金は使えますか?
A. IT導入補助金など、ECサイト構築が対象になる補助金が使える場合があります。ただし公募時期や要件は年度ごとに変わるため、申請前に最新の公募要領をご確認ください。ご相談時に状況をお聞かせいただければ、活用可否の確認からお手伝いします。

 

Q. 相見積りを取ってもいいですか?
A. もちろんです。むしろ複数社を比較することをおすすめします。その際は本記事の「複数社の見積書を同じ土俵で比べる方法」の表を使って、金額だけでなく作業範囲と保守体制を揃えて比較してください。

 

この記事を書いた人

株式会社コマースラボ 代表取締役 濱野恵太郎

濱野 恵太郎(はまの けいたろう)
株式会社コマースラボ 代表取締役

・Shopifyパートナー
・BASE認定パートナー
・WACA認定ウェブ解析士

・ECサイト構築40サイト以上
・ECサイト運用保守20サイト以上

構築から運用・保守まで一気通貫で対応しています。

 

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