Shopify Flowとは?使い方・できること・ワークフロー実例を解説

Shopify Flowとは?使い方・できること・ワークフロー実例を解説

 

「注文が入るたびに顧客にタグを付けている」「在庫が切れてから気づく」「高額注文を目視で確認してから発送している」——Shopifyストアの運営で、毎日同じ手作業を繰り返していませんか。そうした定型作業を自動で片づけてくれるのが、Shopify公式の自動化アプリ「Shopify Flow(ショッピファイ フロー)」です。

 

まず結論から言うと、Shopify FlowはBasicプラン以上なら追加費用なしで使える無料アプリで、「トリガー(きっかけ)→条件→アクション」を画面上でつなぐだけで、プログラミングなしに業務を自動化できます。この記事では、20サイト以上のShopify運用保守を手がける弊社が、仕組みと対応プラン、できることの一覧、ワークフローを作る手順、そして運用保守の現場で実際に組んだ実例を解説します。読み終える頃には、あなたのストアで「まず何を自動化すべきか」が判断できるはずです。

 

 本記事の内容

Shopify Flowの使い方・できること・ワークフロー実例の総合ガイド
1.Shopify Flowとは「トリガー→条件→アクション」で定型作業を自動化する無料の公式アプリ
2.Shopify Flowでできること【一覧】
3.Shopify Flowの使い方|ワークフローを作る手順
4.ワークフロー設計で覚えておきたい5つの部品
5.運用保守の現場で実際に組んだワークフロー実例
6.Shopify Flowでできないこと・向かないことと代替
7.導入時の注意点(止まる・二重に動く・気づかない)
8.コマースラボのShopify Flow設定支援
9.まとめ・よくある質問

 

 

 まず結論:Shopify Flowとは「トリガー→条件→アクション」で定型作業を自動化する無料の公式アプリ

Shopify Flowとは何か、対応プランと4つの構成要素の解説

 

Shopify Flowとは、「ある出来事が起きたら、条件を確認して、決まった処理を実行する」流れ(ワークフロー)を管理画面の中で自動で動かせる、Shopify公式の無料アプリです。外部ツールを契約しなくても、注文・顧客・商品・在庫まわりの定型作業の多くを自動化できます。

 

 Shopify Flowの要点

・料金は無料(Basic・Grow・Advanced・Plusの各プランで利用可)
・Shopify App Storeからのインストールが必要
・ノーコード。トリガー・条件・アクションを画面上でつなぐだけ
・一部のアクションはプランによって使えるものが異なる(下表)

 

対応プランと、プランで変わること

Shopify公式ヘルプ(2026年9月時点)の記載をもとに整理します。

 

プラン 基本のワークフロー(タグ付け・通知・保留など) 「HTTPリクエストを送信」アクション パートナーのカスタムアプリが作成したタスク
Basic 利用可 利用不可 利用不可
Grow 利用可 利用可 利用不可
Advanced 利用可 利用可 利用不可
Plus 利用可 利用可 利用可

 

正直に言うと、中小規模のストアで使う自動化のほとんどは「基本のワークフロー」の範囲で足ります。Basicプランでも導入をためらう理由はありません。プラン別の条件は変わることがあるため、最新はShopify Flowの公式ヘルプでご確認ください。

 

ワークフローを構成する4つの要素

公式リファレンスでは、ワークフローは次の4つで説明されています。設定できるトリガーは1つだけで、条件やアクションはいくつでも追加できます。

 

・トリガー:ワークフローを開始する出来事(例:注文が作成された)
・条件:アクションを実行するかどうかを決める基準(例:注文の合計金額が一定額を超えているか)
・アクション:ストアへの変更や外部サービスでの処理(例:お客様にタグを追加、内部メールを送信)
・コネクター:SlackやGoogleスプレッドシートなど外部サービスの機能を使うアクション(例:Slackにメッセージを送信、スプレッドシートに行を追加)

 

自動化がストア運用全体のどこに位置づくかはShopify運用の完全ガイドで整理しています。

この章のまとめ:Basic以上で無料・要インストール・ノーコード。4要素のうち、中小規模の自動化はほぼ基本機能で足ります。

 

 

 Shopify Flowでできること【一覧】

Shopify Flowでできることを用途別に整理した一覧表

 

あなたが一番知りたいのは「結局、自分の店の何が自動化できるのか」だと思います。公式ヘルプのトリガーとアクションを5つの用途に整理し、弊社の運用保守の現場で使う頻度(◎よく使う/○ときどき/△限られた場面)を添えました。

 

用途 主なトリガー(きっかけ) 主なアクション(できること) 頻度
①注文 注文の作成/注文のリスク分析/注文の決済完了/返金の作成 注文にタグを追加/フルフィルメント注文を保留・保留を解除/注文をキャンセル/注文をアーカイブ/注文を支払い済みとしてマーク ◎
②顧客 顧客の作成/顧客タグの追加/顧客のセグメントへの参加/顧客によるチェックアウトの放棄 お客様にタグを追加・タグを削除/お客様のデータを取得 ◎
③商品・在庫 商品バリエーションの在庫数量の変更/同・在庫切れ/同・再入荷/商品の作成 商品にタグを追加/商品を公開・非公開にする/商品をコレクションに追加 ○
④通知・外部連携 (上記のいずれでも) 内部メールを送信/Slackにメッセージを送信/Googleスプレッドシートに行を追加/HTTPリクエストを送信/Admin APIリクエストを送信 ◎内部メール/○Slack・シート/△HTTP・API
⑤定期実行 スケジュールされた時間 注文・お客様・商品などのデータを取得→カウント・合計→通知やタグ整理 ○

 

名称は公式ヘルプの日本語表記に合わせています。ゼロから組まなくても、Flowには「テンプレート」があります。公式では「何百もの例」と表現されており、お客様・エラー監視・フルフィルメント・在庫・ロイヤルティ・注文・支払いリマインダー・プロモーション・リスクなどのカテゴリから検索して、そのままインストールできます。まずは自分の店に近いテンプレートを探し、条件だけ書き換えるのが最短の始め方です。

この章のまとめ:できることは「注文・顧客・商品在庫・通知連携・定期実行」の5用途。現場で一番使うのはタグ付けと内部メール通知です。

 

 

 Shopify Flowの使い方|ワークフローを作る手順

Shopify Flowアプリのワークフロー一覧画面と「ワークフローを作成」ボタン

 

例として「テストプロダクト(ハンドル名 test-product)が購入されたら、そのお客様に『test-product購入』という顧客タグを付ける」ワークフローを、インストールから動作確認まで順に作ります。

 

※画面は2024年9月時点のものです。当時はトリガー・アクション名が英語表記(Order created/Add customer tags)でしたが、現在の公式ヘルプでは「注文の作成」「お客様にタグを追加」と日本語名で案内されています。迷ったら公式ヘルプの最新手順もあわせてご確認ください。

 

手順1. Shopify Flowをインストールする

App Storeから無料でインストールします。管理画面の「アプリ」に「Flow」が表示され、ワークフローの一覧画面(上の画像)を開けます。

Shopify Flow(Shopify App Store)

 

手順2. トリガーを選ぶ

一覧画面右上の「ワークフローを作成」をクリックし、次の画面で「トリガーを選択」をクリックします。

shopify flow操作画面2 トリガーを選択ボタン

 

トリガーの一覧から「注文の作成(Order created)」を選びます。

shopify flow操作画面3 トリガー一覧からOrder createdを選択

 

手順3. 条件を設定する(変数を選ぶ)

トリガー右側の「+」から「条件」を選びます。条件では「どのデータを見て判定するか」を変数から選びます。今回は商品のハンドル名で判定するので、変数を追加 > Order > lineItems > product >「handle」の順にたどってください。

shopify flow操作画面5 条件で変数Order lineItems product handleを選択

 

判定方法が「次のものと一致する」になっていることを確認し、値に「test-product」と入力します。

shopify flow操作画面6 handleがtest-productと一致する条件の入力

 

手順4. アクションを設定する

条件の「Then(条件を満たしたとき)」側の「+」から「アクション」を選び、一覧から「お客様にタグを追加(Add customer tags)」を選択。入力欄に「test-product購入」と入力します。

shopify flow操作画面8 アクション一覧からAdd customer tagsを選択

 

手順5. 名前を付けてワークフローをオンにする

左上のワークフロー名を分かりやすい名前に変え、右上の「ワークフローをオン」をクリックすれば有効になります。

shopify flow操作画面9 完成したワークフローとワークフローをオンにするボタン

 

手順6. テスト注文で動作を確認する

ハンドル名「test-product」のテスト商品を作り、テスト注文を入れてみてください。顧客管理でそのお客様に「test-product購入」タグが付いていれば成功です。各ワークフローの画面には「最近の実行」があり、どのステップまで進み、エラーが出たかを確認できます。公式ヘルプでも本番前のテストが推奨されています。

 

作成したワークフローをエクスポート・インポートして流用する

ワークフロー詳細画面の「その他の操作」からエクスポートするとファイルとして保存でき、一覧画面の「インポート」で別のストアに同じワークフローを再現できます。同じメニューの「複製」は、条件違いのワークフローを増やすときに便利です。

shopify flow操作画面10 その他の操作メニューのエクスポートと最近の実行一覧

 

テンプレートから作る

一覧画面の「テンプレートを閲覧」(公式ヘルプでは「テンプレートを参照」)を開くと、カテゴリやアプリで絞り込んで検索できます。使いたいものを「インストール」し、条件や宛先を自分の店に合わせて書き換えてから「ワークフローをオン」にする流れです。

shopify flow操作画面13 テンプレートを閲覧する画面のカテゴリ検索とテンプレート一覧

この章のまとめ:「インストール→トリガー→条件→アクション→名前を付けてオン→テスト注文」の6ステップ。テンプレートとエクスポート/インポートで、ゼロから組む場面は減ります。

 

 

 ワークフロー設計で覚えておきたい5つの部品

Shopify Flowのワークフロー設計で使う変数・待機・ループ・スケジュール・エラー通知の5つの部品

 

基本の3ステップが組めたら、次の5つを知っておくと、テンプレートを「自分の業務に合わせて改造する」ことができます。いずれも公式ヘルプに記載のある機能です。

 

1. 変数(条件で参照するデータ)

条件は「注文の合計金額」「お客様の注文回数」などのデータ(変数)に、「次と等しい」「より大きい」といった演算子と値を組み合わせて作ります。複数の基準を「すべて満たす」か「いずれかを満たす」かも選べます。条件は上から順にチェックされるので、順番にも意味がある点を覚えておいてください。

 

2. 待機(一定時間あとに実行する)

「待機する」アクションを挟むと、次のステップを設定した時間だけ遅らせられます(1つのワークフローにつき最大90日間)。「注文から3日後にタグを付ける」といった時間差の処理に使いますが、待機の前に取得したデータは待機後に使えないなどの仕様があるため、待機をまたぐ設計は慎重に。

 

3. ループ(複数の明細をひとつずつ処理する)

「項目ごとループ(反復)」アクションは、注文の明細のようなリストの各アイテムに同じステップを実行します。「注文に含まれる商品ごとにタグを付ける」処理はこれで組みます。リストは1,000件以下、ループの入れ子は1段までです。

 

4. スケジュールトリガー(決まった時間に定期実行する)

「スケジュールされた時間」トリガーは、ストアの出来事とは関係なく、指定した日時や間隔で動きます(1回のみ、または繰り返し。間隔は最短10分〜最長1年)。ただし注文や商品のデータを持たないため、「データを取得」アクションで対象を取ってくる必要があります。定期チェックの土台になる部品です。

 

5. エラー通知(ワークフローが失敗したことに気づく)

「ワークフローエラーが発生した」トリガーを使うと、実行が失敗したときに別のワークフローを起動できます。自動化は「動いていないことに気づけない」のが一番怖いので、本番のワークフローを増やす前に、このエラー通知を最初に一本組んでおくことをおすすめします。なお、このトリガーは同じワークフローの失敗に対して30日間に1回しか動かないため(公式ヘルプ)、通知が来たら実行履歴も合わせて確認してください。

この章のまとめ:変数・待機・ループ・スケジュール・エラー通知を知ると、テンプレートの改造と定期処理が組めます。

 

 

 運用保守の現場で実際に組んだワークフロー実例

Shopify運用保守の現場で実際に組んだShopify Flowのワークフロー実例

 

ここからが本記事の中心です。弊社が運用保守を担当するストアで実際に組んできたワークフローを、「困りごと→構成→組んだ後の注意点」の形で紹介します。ストア名や数値は伏せ、どのストアでも使える形に一般化しています。

 

実例1. リピーター・VIP顧客に自動でタグを付ける

困りごと:リピーターに特典を出したいが、誰が何回買っているかを毎回調べるのが手間。

・トリガー:注文の作成
・条件:お客様の注文回数が一定回数以上(または累計購入金額が一定額以上)
・アクション:お客様にタグを追加(例:「リピーター」「VIP」)

注意点:タグはセグメントや配信の条件に使うので、命名は最初に固定してください。「vip」「VIP顧客」と表記ゆれが出るとセグメントが分かれます。しきい値を後で変えても過去の顧客には遡って付きません。

 

実例2. 低在庫・在庫切れをスタッフに通知する

困りごと:在庫が切れてから気づき、欠品のまま数日販売機会を逃していた。

・トリガー:商品バリエーションの在庫数量の変更(または在庫切れ)
・条件:在庫数量が一定数以下
・アクション:内部メールを送信(Slack利用の店ではSlackにメッセージを送信)

注意点:このトリガーは在庫が動くたびに走るため、条件が「一定数以下」だけだと、しきい値を下回っている間は1つ減るたびに通知が飛びます。実際に通知が多すぎて読まれなくなったストアがあり、「ちょうどしきい値になったとき」に絞る形に直しました。

 

実例3. 高額注文・初回注文を確認のために保留する

困りごと:高額な注文や初めてのお客様の注文は、発送前に人の目で確認したい。

・トリガー:注文の作成
・条件:注文の合計金額が一定額以上、またはお客様の注文回数が1回
・アクション:フルフィルメント注文を保留+内部メールを送信(確認依頼)

注意点:確認後に「保留を解除」する運用まで決めておかないと、注文が止まったまま忘れられます。誰が・いつまでに確認するかを通知メールの本文に書いておくと回ります。

 

実例4. 不正リスクが高い注文にタグを付けて保留する

困りごと:チャージバックが心配で、リスクの高い注文を発送前に見分けたい。

・トリガー:注文のリスク分析
・条件:リスクレベルが高い
・アクション:注文にタグを追加(例:「要確認-リスク」)+フルフィルメント注文を保留+内部メールを送信

注意点:公式テンプレートには「リスクの高い注文をキャンセルして補充する」もありますが、弊社では自動キャンセルではなく「保留して人が判断する」形を基本にしています。リスク判定には誤検知もあり、正当なお客様の注文を自動で切ると信頼を失うためです。

 

実例5. 特定商品の購入者にタグを付けて配信につなげる

困りごと:新商品やお試し商品を買った人にだけ、後日フォローの案内を送りたい。

・トリガー:注文の作成
・条件:注文の明細に特定の商品(ハンドル名またはタグ)が含まれる
・アクション:お客様にタグを追加(例:「〇〇購入」)

注意点:Flowの役割は「タグを付けるところまで」にして、配信は配信アプリ側でタグをセグメント条件に使う分担にすると、配信アプリを変えてもワークフローを作り直さずに済みます。購入後フォローの施策全体はShopifyの売上を上げる施策の解説記事で整理しています。

 

実例6. 特定の商品を「一人1回限り」に購入制限する

困りごと:お試し商品を同じ人が何度も買えないようにしたい。

・トリガー:注文の作成
・条件①:注文の明細に対象商品のハンドル名が含まれる
・条件②:お客様に「初回購入済」タグが付いているか
・アクション:タグがあれば注文をキャンセル/なければお客様にタグを追加

注意点:Flowは「注文が作られた後」に動くため、購入は一度成立し、その後にキャンセルされます。商品ページやキャンセルメールに案内文を用意しておかないと問い合わせにつながります。画面つきの実装手順はShopify Flowで一人1回限りの購入制限をつける記事で解説しています。

 

実例7. スケジュール実行で定期的に棚卸し・タグ整理をする

困りごと:期間限定で付けた「新商品」「セール」などのタグが付きっぱなしになる。未発送の注文が溜まっているのに気づかない。

・トリガー:スケジュールされた時間(例:毎週月曜の朝)
・アクション:データを取得(対象の商品や注文)→項目ごとループ→条件に合えば商品タグを削除、または件数をカウントして内部メールで通知

注意点:「データを取得」の絞り込み条件がそのまま処理対象になるため、条件が広すぎると意図しない商品のタグまで消えるおそれがあります。最初は「通知だけ」で数週間動かし、取得結果が正しいと確かめてから削除のアクションを足す順序が安全です。

この章のまとめ:現場で多いのは「タグ付け」「通知」「保留」の組み合わせ。共通する注意点は、通知の出しすぎ・保留の解除忘れ・自動キャンセルの誤検知の3つです。

 

 

 Shopify Flowでできないこと・向かないことと代替

Shopify Flowでできないこと・向かないことと、アプリやカスタマイズなど代替手段の判断

 

Flowは万能ではありません。「Flowでやろうとして遠回りした」というご相談も少なくないので、守備範囲の外側を先に押さえておきましょう。

 

できないこと1. ストアの見た目やチェックアウト画面を変えること

Flowが動くのは管理画面側のデータ(注文・顧客・商品など)です。商品ページの表示を切り替える、チェックアウトに項目を足す、といったお客様が見る画面の変更はFlowの守備範囲ではありません。こうした要望はテーマのカスタマイズか、目的に合うアプリで実現します。どちらを選ぶかはアプリとカスタマイズの使い分けの記事にまとめています。

 

できないこと2. 購入「前」に制限をかけること

Flowは注文が作られた後に動きます。「そもそも買えないようにしたい」「特定の人だけに販売したい」という購入前の制限は、商品ページにパスコード認証をつける方法のような、ストア側の仕組みで対応します。

 

向かないこと. 複雑な外部連携・計算を伴う処理

「HTTPリクエストを送信」はGrow以上のプランが対象で、「コードを実行」アクションはJavaScriptを書く前提で、外部へのHTTP呼び出しはできません(公式ヘルプ)。基幹システムとの双方向連携や複雑な計算は、Flowだけで無理に組むより、専用アプリや開発で対応したほうが保守しやすいことが多いです。

 

逆に言えば、「まずFlowで足りるか」を確認してからアプリを探すと、不要なアプリの月額を減らせます。アプリを入れる前の判断はShopifyアプリの選び方の記事、課金の考え方はShopifyアプリの費用の記事をご覧ください。

この章のまとめ:Flowは「管理画面側のデータに対する自動化」が得意。見た目の変更・購入前の制限・複雑な外部連携は、カスタマイズやアプリと組み合わせます。

 

 

 導入時の注意点(止まる・二重に動く・気づかない)

Shopify Flow導入時の注意点と実行履歴の確認・監視のイメージ

 

自動化は「組んだ瞬間」より「組んだ後」に問題が起きます。弊社が運用保守の中で経験した失敗をもとにまとめます。

 

 Shopify Flow導入時のチェックリスト

・テスト注文で「条件を満たすとき」と「満たさないとき」の両方を確認したか
・同じトリガーで動くワークフローが複数あり、同じ注文に二重に処理されていないか
・アプリの入れ替え・削除で、そのアプリに依存するワークフローが止まらないか
・エラー通知のワークフローを組み、失敗に気づける状態か
・「最近の実行」を見る担当者と頻度を決めたか

 

止まる:アプリの入れ替え・削除で依存するワークフローが動かなくなる

配信アプリやレビューアプリなど、アプリが提供するトリガーやアクションを使ったワークフローは、そのアプリを削除・変更すると動かなくなります。アプリを整理するときは、先にFlowの一覧で「そのアプリを使っているワークフロー」を洗い出してください。整理の手順はShopifyアプリの整理の記事で解説しています。

 

二重に動く:同じトリガーのワークフローが増える

「注文の作成」で動くワークフローを目的別に増やすと、1件の注文に複数のワークフローが同時に走り、タグの付け直しや通知の重複が起きます。公式ヘルプでも、同じトリガーを使うワークフローが10個以上になると警告が出るとされています。目的が近いものは1本にまとめ、条件で分岐させましょう。

 

気づかない:エラーが出ても誰も見ていない

実行履歴は「アプリ > Flow > 最近の実行」で確認できますが、完了から14日間で消えます(公式ヘルプ・2026年9月時点。本記事の2024年の画面では「7日」と表示されていますが、現在のヘルプでは14日です)。エラー通知のワークフローを先に組み、月に一度は実行履歴を見る運用をセットにしてください。こうした「自動化の保守」も含めてストアを見守る仕組みはShopify運用保守の解説記事で整理しています。

この章のまとめ:注意点は「止まる・二重に動く・気づかない」の3つ。直前のチェックリストを本番前に一度なぞってください。

 

 

 コマースラボのShopify Flow設定支援

コマースラボのShopify Flow設定支援と運用保守プランの案内

 

「どの業務から自動化すればいいか分からない」「テンプレートの条件の直し方が分からない」「組んだはずのワークフローが動いていない」——Flowのご相談で多いのはこの3つです。弊社では次の流れで支援しています。

 

1.ヒアリング:繰り返している作業を洗い出し、Flowで自動化できるもの、アプリやカスタマイズが必要なものに仕分けます
2.設計:トリガー・条件・アクションの構成と、通知の宛先・タグの命名ルールを決めます
3.実装とテスト:テスト注文で条件を満たす場合・満たさない場合の両方を確認します
4.保守:エラー通知の設定、実行履歴の定期確認、アプリ入れ替え時の影響確認まで対応します

 

Flowの設計・実装は、月額49,500円(税込)・月5時間分の改修枠・契約期間の縛りなしの運用保守プランの範囲内で対応しています。この記事で紹介した「タグ付け・通知・保留」のワークフローは、多くの場合は月の改修枠内で対応できます。内容によって工数が変わるため、まずはご相談ください。まず1回だけ相談したい方には、60分のZoomでご質問にお答えするShopifyなんでも相談(22,000円・税込)もあります。「こんなことできないですか?」程度のご質問で大丈夫です。無理な営業はしませんので、お気軽にどうぞ。

まずは無料で相談したい方は、公式LINEかお問い合わせフォームからご連絡ください。

この章のまとめ:仕分け→設計→実装・テスト→保守までを運用保守プランの枠で対応。単発の相談はなんでも相談でも受け付けています。

 

 

 まとめ・よくある質問

Shopify Flowのまとめとよくある質問

 

この記事のポイントを振り返ります。

 

 この記事のまとめ

・Shopify FlowはBasic以上のプランで使える無料の公式アプリ。App Storeからインストールして使う
・ワークフローは「トリガー・条件・アクション・コネクター」の4要素。トリガーは1つ、条件とアクションはいくつでも
・できることは「注文・顧客・商品在庫・通知連携・定期実行」の5用途。現場で多いのはタグ付け・通知・保留
・見た目の変更・購入前の制限・複雑な外部連携はFlowの外。カスタマイズやアプリと組み合わせる
・組んだ後は「止まる・二重に動く・気づかない」に注意。エラー通知を最初に組む

 

次のアクションとしておすすめなのは、毎日繰り返している作業を3つ書き出し、「タグ付け・通知・保留」のどれかに当てはまるものをテンプレートから1本組んでみることです。1本動くと、次に自動化すべき作業が自然に見えてきます。

 

よくある質問(FAQ)

Q. Shopify Flowは無料ですか? Basicプランでも使えますか?
A. 無料で、Basic・Grow・Advanced・Plusの各プランで使えます(App Storeからインストール)。タグ付け・通知・保留といった基本のワークフローはBasicで組めます。「HTTPリクエストを送信」はGrow・Advanced・Plus、パートナーのカスタムアプリが作成したタスクはPlusが対象です(公式ヘルプ・2026年9月時点)。

 

Q. テンプレートだけで足りますか?
A. 定番の自動化はテンプレートで始められます。ただし、しきい値やタグ名、通知の宛先は自分の店に合わせて書き換える必要があります。

 

Q. 自分で組めない場合はどうすればいいですか?
A. 「やりたいこと」を文章で書き出した状態でご相談いただければ、Flowで組めるか、アプリやカスタマイズが必要かを仕分けしてお伝えします。弊社では運用保守プランの改修枠でFlowの設計・実装・テストまで対応しています。

 

この記事を書いた人

株式会社コマースラボ 代表取締役 濱野恵太郎

濱野 恵太郎(はまの けいたろう)
株式会社コマースラボ 代表取締役

・Shopifyパートナー
・BASE認定パートナー
・WACA認定ウェブ解析士

・ECサイト構築40サイト以上
・ECサイト運用保守20サイト以上

構築から運用・保守まで一気通貫で対応しています。

 

 Shopify Flowの活用・自動化は、コマースラボに無料でご相談ください

「何から手をつければいいか分からない」という段階のご相談も歓迎です。構築40サイト以上・運用保守20サイト以上の実務をもとに、あなたのストアの状況に合わせた進め方を無料でご提案します。公式LINEかお問い合わせフォームから、お気軽にご連絡ください。

 

公式LINEで無料相談する

お問い合わせフォームから無料相談する

 

ブログに戻る

LINEで無料相談する

line-icon