Shopify運用代行とは?任せられる業務範囲・費用・選び方を解説

Shopify運用代行とは?任せられる業務範囲・費用・選び方を解説

 

商品登録も受注対応も、広告もメルマガも、気づけば全部ひとりで回している——Shopifyストアの運営でよくある状態です。日々の作業に追われて、肝心の「売上を伸ばす施策」まで手が回らない。そんなときに選択肢になるのが、運営業務をプロに任せられる「Shopify運用代行」です。

 

まず結論から言うと、運用代行は「全部丸投げすれば売れる」というサービスではありません。任せる範囲を自社で決めてから依頼するほど、成果につながります。そして正直に言うと、頼まなくていいケースもあります。この記事では、20サイト以上のShopify運用保守を手がける弊社が、運用代行で任せられる業務範囲の全体像から、費用の目安、混同されやすい「運用保守」との違い、自社に合う任せ方の決め方まで、実務ベースでまとめて解説します。

 

 本記事の内容

Shopify運用代行の業務範囲・費用・選び方の総合ガイド
1.Shopify運用代行とはどんなサービスか
2.任せられる業務範囲【全体像】
3.運用代行と運用保守の違い
4.費用の目安【概観】
5.メリットと注意点
6.失敗しない選び方 — まず「任せる範囲」を決める
7.運用代行を頼まなくていいケース
8.依頼から運用開始までの流れ

 

 

 Shopify運用代行とは?どんなサービスか

Shopify運用代行とはどんなサービスかの解説

 

Shopify運用代行とは、構築が終わったShopifyストアの日々の運営業務や売上改善の施策を、専門の会社に委託できるサービスです。「Shopify運営代行」と呼ばれることもありますが、指しているサービスは基本的に同じと考えて問題ありません。

 

よく比較されるのが「構築代行」との違いです。構築代行が「ストアを作る」までを担当するのに対し、運用代行は「作ったあとのストアを回し、伸ばす」のが仕事です。ストアは公開してからが本番で、受注対応・商品更新・分析・集客と、やることは開店前より増えます。ここを支えるのが運用代行です(開店までにかかる費用はShopify構築費用の解説記事で詳しくまとめています)。

 

大切なのは、運用代行には「運営をまるごと任せる」から「一部の業務だけ任せる」まで大きな幅があることです。会社によって対応範囲も得意分野も違うため、「運用代行を頼む=全部お任せ」と考えてしまうと、費用も成果もミスマッチが起きやすくなります。まずは次の章で、そもそも何を任せられるのかの全体像を押さえましょう。

この章のまとめ:運用代行は「構築後のストアの運営・改善を委託できるサービス」。丸投げ一択ではなく、任せる範囲に幅があることが出発点です。

 

 

 Shopify運用代行に任せられる業務範囲【全体像】

Shopify運用代行に任せられる業務範囲の一覧表

 

運用代行に任せられる業務は、大きく「ストア運営」「売上改善」「システム保守」の3領域に分かれます。20サイト以上の運用保守の現場で発生している業務をもとに、具体的なタスクまで落として一覧にしました。

 

領域 目的 具体的な業務
① ストア運営 日々の販売を止めずに回す 商品登録・商品情報の更新、受注処理・出荷連携、顧客対応(問い合わせ・返品)、在庫管理、バナー・特集ページの更新
② 売上改善 売上・利益を伸ばす アクセス・売上データの分析、サイト改善(CVR改善)、SEO・ブログなどのコンテンツ施策、広告運用、メルマガ・SNS施策
③ システム保守 ストアを技術面で安定させる テーマ・アプリの更新管理、軽微な修正・機能改修、表示崩れや決済エラーなどのトラブル対応、セキュリティ面の確認

 

ポイントは、この3領域すべてに対応する会社は多くないということです。広告が得意な会社、制作・技術が得意な会社、受注業務の代行が中心の会社と、それぞれ守備範囲が違います。だからこそ、おすすめの会社リストを眺める前に、この表で「自社が任せたい業務」に印を付けてみてください。印の付いた領域が得意な会社に絞れるので、会社選びで迷いにくくなります。

この章のまとめ:任せられる業務は「ストア運営・売上改善・システム保守」の3領域。会社を探す前に、任せたい業務に印を付けるのが先です。

 

 

 運用代行と運用保守の違い — 自社に必要なのはどっち?

Shopify運用代行と運用保守の違いの比較表

 

運用代行を調べていると、似た言葉の「運用保守」も目にするはずです。この2つは混同されやすいのですが、任せる業務の中心が違います。私たちも保守サービスを提供するなかで、「どちらを頼めばいいのか」というご相談を実際によくいただきます。

 

項目 運用代行 運用保守
目的 販売業務や改善施策を任せて、運営そのものを回す・伸ばす ストアを技術面で安定稼働させ、必要な修正・改修に対応する
対象業務の中心 ①ストア運営・②売上改善(+③を含む場合も) ③システム保守(更新管理・修正・トラブル対応)
向いている状況 販売の実務ごと任せたい。社内に運営リソースがない 販売は自社で回せるが、技術面に不安がある・改修を頼める先がほしい

 

判断の軸はシンプルで、「販売の実務ごと任せたい」なら運用代行、「販売は自社でやるので技術面の安心がほしい」なら運用保守です。また、二択で決めきる必要もありません。まずは保守契約で技術面を固め、事業の成長に合わせて任せる範囲を広げていく——という段階的な使い分けも、実務ではよく取られる形です。運用保守で任せられる業務の詳細はShopify運用保守の解説記事をご覧ください。

この章のまとめ:販売の実務まで任せるのが運用代行、技術面を支えるのが運用保守。段階的に使い分ける考え方もあります。

 

 

 Shopify運用代行の費用の目安【概観】

Shopify運用代行の料金体系と費用の目安の早見表

 

次に気になるのが費用です。ここでは「当たりを付ける」ための概観に絞って整理します。まず、運用代行の料金体系はおおむね次の3タイプです。

 

月額固定型: 毎月定額で決められた範囲の業務を任せる。運用代行で最も一般的な形
成果報酬型: 売上などの成果に連動して料金が決まる。固定費を抑えたい場合に検討される形
スポット型: 必要なときだけ都度依頼する。単発の施策や改修向き

 

費用の目安は、依頼する範囲で大きく変わります。弊社の費用相場の解説記事では、次の3段階で整理しています。

 

依頼範囲 イメージ 月額の目安
ライト(一部の業務のみ) 商品登録や更新作業など、作業代行が中心 3万〜10万円程度
ミドル(運営+改善提案) 日常運営に加えて、分析・改善提案まで任せる 10万〜30万円程度
フルコミット(戦略〜実行まで) EC事業の戦略立案から施策実行まで一括で任せる 50万円以上

※ 出典: 「Shopify運用代行の費用相場と失敗しない選び方」。会社や契約内容によって幅があります。

 

参考までに、私たちの公開料金もお伝えします。弊社の運用保守サービスは月額49,500円(税込)・月5時間分の改修対応つき・契約期間の縛りなしです。前章の分類でいう「保守型」の実例として、費用感の物差しにしてください。料金・サービス範囲の詳細は運用・保守サービスのページをご覧いただけます。

 

なお、プラン別の詳しい相場と料金表はShopify運用代行の費用相場の記事で、「自社で運用した場合と外注した場合、結局どちらが安いのか」という費用比較はShopify運用の費用の記事で、それぞれ深掘りしています。

この章のまとめ:料金体系は月額固定・成果報酬・スポットの3タイプ。月額の目安は依頼範囲しだいで3万円程度から50万円以上まで幅があります。

 

 

 Shopify運用代行のメリットと注意点

Shopify運用代行のメリットと注意点の整理

 

費用をかけて依頼する以上、良い面と注意すべき面の両方を知ったうえで判断したいところです。運用の現場から見た実感も込みで、フラットに整理します。

 

 運用代行のメリット

専門ノウハウをすぐ使える: 自社で試行錯誤する時間を飛ばして、経験にもとづく施策から始められる
担当者の時間が生まれる: 日々の作業から解放され、商品開発や本業に集中できる
施策の実行速度が上がる: 「やりたいことリスト」で止まっていた改善が、実際に前へ進む

 

 注意点(契約前に知っておきたいこと)

ノウハウが社内に残りにくい: 任せきりにすると、契約終了後に自社で運営できない状態になりがち
丸投げでは成果が出にくい: 商品や顧客を一番知っているのは自社。情報共有を怠ると施策の精度が落ちる
コミュニケーションコストがかかる: 依頼・確認のやり取りは必ず発生する。窓口役の担当者は社内に必要

 

注意点に共通するのは、「任せる=関わらなくていい、ではない」ということです。よく見かけるのは、丸投げでスタートして数カ月後に「何をやってもらっているのか分からない」となってしまうパターン。逆に、月1回の定例で数字と施策を一緒に確認しているストアは、外注でも社内に判断力が育っていきます。運用代行は「任せ方」しだいで結果が大きく変わるサービスです。

この章のまとめ:メリットはノウハウ・時間・実行速度。注意点は「丸投げにしない」ことでほぼ回避できます。

 

 

 失敗しないShopify運用代行の選び方 — まず「任せる範囲」を決める

Shopify運用代行の任せる範囲の決め方3ステップ

 

運用代行を検討し始めると、まず「どの会社がいいか」を探したくなります。ですが実は順番が逆で、会社を選ぶ前に「何を任せるか」を決めるのが失敗しないコツです。範囲が決まっていないと、見積りの比較もできず、営業トークに流されやすくなります。次の3ステップで進めてみてください。

 

ステップ1: 任せたい業務に印を付ける

先ほどの業務範囲の表(ストア運営・売上改善・システム保守)を使って、「自社でやりきれていない業務」「そもそも社内にスキルがない業務」に印を付けます。これだけで、探すべき会社のタイプが絞れます。

 

ステップ2: 自社に「残す業務」を決める

全部に印が付いた方こそ、一度立ち止まってください。実務を見てきた立場からのおすすめは、商品理解・顧客理解に関わる業務(商品情報の中身、顧客からの声への向き合い方)は自社に残すことです。ここは事業の核であり、外部が代わりを務めにくい部分。逆に、定型作業や技術対応は手放しても事業の判断力は落ちません。

 

ステップ3: 範囲に合う依頼形態を選ぶ

印の付き方で、依頼形態はおおよそ決まります。運営も改善も任せたいなら「全部型」、特定領域だけなら「部分型」、技術面だけなら「保守型」。範囲と形態が決まれば、あとは各社の見積りを同じ土俵で比較するだけです。

 

 依頼前チェックリスト

・依頼の目的を言語化したか(例: 受注業務をなくす/半年でCVR改善に着手する)
・月予算の上限を決めたか
・社内の窓口担当を決めたか(丸投げ防止の要)

 

範囲が決まったあとの「会社の見極め方」——比較時のチェックポイントや、避けたほうがよい業者の特徴は、Shopify運用代行の費用相場と選び方の記事で詳しく解説しています。

この章のまとめ:選び方は「①任せる業務に印→②残す業務を決める→③依頼形態を選ぶ」の順。商品・顧客理解に関わる業務は自社に残すのがおすすめです。

 

 

 Shopify運用代行を頼まなくていいケース

Shopify運用代行が不要なケースと代替策の解説

 

私たちは運用を支援する側ですが、正直に言うと、すべてのストアに運用代行が必要だとは思っていません。次に当てはまるなら、急いで契約する必要はないはずです。

 

注文数が少なく、いまの体制で運営が回っている: 外注費が売上に見合いません。まずは売る仕組みづくりが先です
担当者が育っていて、ノウハウを社内に貯めたい: 自社運用の経験は資産になります。外注はその後でも遅くありません
月商規模に対して費用対効果が合わない: 毎月の代行費用を売上改善で回収できる見込みが立たないなら、時期尚早です

 

その場合の現実的な代替策は2つあります。1つ目は自動化。Shopify公式の自動化機能「Shopify Flow」(ベーシックプラン以上なら追加費用なしで使えます)を使えば、タグ付けや在庫アラートなどの定型作業を自動化して、外注せずに工数を減らせます(Shopify Flowの解説記事で設定方法を紹介しています)。2つ目は部分外注。全部任せるのではなく、苦手な領域だけ小さく頼む形なら、費用を抑えつつ弱点を補えます。

 

そして、「運営は自社で回せるけれど、テーマの更新やトラブルなど技術面だけが不安」という方には、運用代行ではなく運用保守という選択肢が合っています。月数万円規模で技術面の後ろ盾を確保できるので、いきなり運用代行を契約するより無理がありません。

この章のまとめ:運営が回っているなら外注は不要。自動化・部分外注・保守契約という「代行未満」の選択肢から検討するのが堅実です。

 

 

 依頼から運用開始までの流れとコマースラボのサービス

Shopify運用代行の依頼から運用開始までの流れとコマースラボのサービス紹介

 

最後に、実際に依頼する場合の一般的な流れを押さえておきましょう。多くの会社で、おおむね次のステップで進みます。

 

1.問い合わせ・初回相談
2.現状のヒアリング(ストアの状況・課題・体制の確認)
3.依頼範囲のすり合わせと見積り
4.契約
5.アカウント・業務の引き継ぎ
6.運用開始(定例報告で改善を回す)

 

1つだけ実務上の注意を。引き継ぎの際、ストアのオーナー権限は自社に残すのが原則です。運用に必要な権限はスタッフアカウントで付与できます。ここを押さえておくだけで、万一契約を終了するときも自社のストアを自社でコントロールできます。

 

弊社は、構築40社以上・運用保守20サイト以上の実績をもつShopify専門の支援会社です。運用保守サービスは月額49,500円(税込)・月5時間分の改修対応つき・契約期間の縛りなし。構築から運用まで一気通貫で対応しているので、「まず保守から始めて、必要になったら任せる範囲を広げる」という段階的な使い方もできます。任せる範囲を決めかねている段階のご相談も歓迎です。

 

運用のご相談はこちら(無料)

 

この章のまとめ:流れは「相談→ヒアリング→範囲と見積り→契約→引き継ぎ→運用開始」。オーナー権限は自社に残すのが原則です。

 

 

 まとめ: 範囲を決めてから、会社を選ぶ

Shopify運用代行のまとめとよくある質問

 

この記事のポイントを振り返ります。

 

 この記事のまとめ

・運用代行は「構築後のストアの運営・改善を任せられるサービス」。丸投げ一択ではない
・任せられる業務は「ストア運営・売上改善・システム保守」の3領域。まず任せたい業務に印を付ける
・販売の実務まで任せるなら運用代行、技術面の安心なら運用保守
・費用の目安は依頼範囲しだいで月3万円程度〜50万円以上。実例: 弊社の保守は月額49,500円
・商品理解・顧客理解に関わる業務は自社に残すのがおすすめ
・運営が回っているなら頼まなくていい。自動化や部分外注という選択肢もある

 

次のアクションとしておすすめなのは、業務範囲の表を使って「任せたい業務」と「残す業務」に印を付けてみることです。範囲さえ決まれば、会社選びも見積り比較も一気に具体的になります。

 

よくある質問(FAQ)

Q. 運用代行と運営代行は違うサービスですか?
A. 呼び方が違うだけで、指しているサービスは基本的に同じです。どちらも「Shopifyストアの運営業務や改善施策を専門会社に委託するサービス」を指します。検索するときはどちらの表記でも構いません。

 

Q. 小さいストアでも運用代行を依頼できますか?
A. 依頼自体は可能ですが、注文数が少なく運営が回っているなら急ぐ必要はありません。まずはShopify Flowなどの自動化や部分外注で工数を減らし、費用対効果が見合う段階になってから検討するのがおすすめです。

 

Q. どこまで丸投げできますか?
A. 契約上は戦略から実行まで一括で任せることも可能です。ただし、商品や顧客を一番知っているのは自社です。商品理解・顧客理解に関わる部分は自社に残し、定例で数字を一緒に確認する形が、結果的に一番成果につながります。

 

Q. 販売業務は自社でやるので、保守だけの契約はできますか?
A. はい、可能です。弊社の運用保守サービスは、日常の運営は自社で行い、テーマ更新や改修などの技術面だけを任せる形でご利用いただけます。月額49,500円(税込)・月5時間分の改修対応つき・契約期間の縛りなしです。

 

 Shopify運用のご相談はコマースラボへ

「どこまで任せるべきか決めきれない」「運用代行と保守、自社にはどちらが合うのか知りたい」——そんな段階のご相談も歓迎です。20サイト以上の運用保守の実務をもとに、任せる範囲の設計から一緒に考えます。無理な営業はしませんので、情報収集の段階でもお気軽にどうぞ。

 

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