Shopify運用代行とは?業務範囲・費用相場・失敗しない選び方を解説

Shopify運用代行とは?業務範囲・費用相場・失敗しない選び方を解説

 

商品登録も受注対応も、広告もメルマガも、気づけば全部ひとりで回している——Shopifyストアの運営でよくある状態です。日々の作業に追われて、肝心の「売上を伸ばす施策」まで手が回らない。そんなときに選択肢になるのが、運営業務をプロに任せられる「Shopify運用代行(運営代行)」です。

 

まず結論から言うと、運用代行は「全部丸投げすれば売れる」というサービスではありません。任せる範囲を自社で決めてから依頼するほど、成果につながります。そして正直に言うと、頼まなくていいケースもあります。この記事では、20サイト以上のShopify運用保守を手がける弊社が、任せられる業務範囲、依頼範囲別の費用相場【料金表】、「運用保守」「コンサル」との違い、契約前に注意したい会社の特徴、失敗しない選び方まで実務ベースで解説します。読み終える頃には、あなたのストアに「何を・どこまで・いくらで」任せるべきかが判断できるはずです。

 

 本記事の内容

Shopify運用代行の業務範囲・費用相場・選び方の総合ガイド
1.Shopify運用代行(運営代行)とはどんなサービスか
2.任せられる業務範囲【一覧】
3.運用代行・運用保守・コンサルの違い
4.費用相場【料金表】
5.メリットと注意点
6.契約前に注意したい会社の特徴4つ
7.失敗しない選び方 — 範囲を決めてから会社を見極める
8.運用代行を頼まなくていいケース
9.依頼から運用開始までの流れとコマースラボの運用支援
10.まとめ・よくある質問

 

 

 Shopify運用代行(運営代行)とは?どんなサービスか

Shopify運用代行(運営代行)とはどんなサービスかの解説

 

Shopify運用代行とは、構築が終わったShopifyストアの日々の運営業務や売上改善の施策を、専門の会社に委託できるサービスです。「Shopify運営代行」と呼ばれることもありますが、指しているサービスは基本的に同じと考えて問題ありません。

 

あなたが一番知りたい「何をいくらで任せられるのか」を、先に早見表でお見せします。

 

任せ方 任せる業務の中心 月額の目安 向いている状況
部分型(作業代行) ストア運営の定型作業 3万〜10万円程度 担当者はいるが、手が足りない
全部型(運営+改善) ストア運営+売上改善 10万〜30万円程度(戦略立案まで含むと50万円以上) 社内に運営リソースがなく、販売の実務ごと任せたい
保守型(技術面のみ) システム保守 月数万円規模 販売は自社で回せるが、技術面の後ろ盾がほしい

 

保守型は「運用保守」として別サービスで提供している会社も多く、運用代行との違いは「運用代行・運用保守・コンサルの違い」の章で整理します。

 

よく比較されるのが「構築代行」との違いです。構築代行が「ストアを作る」までを担当するのに対し、運用代行は「作ったあとのストアを回し、伸ばす」のが仕事です。ストアは公開してからが本番で、受注対応・商品更新・分析・集客と、やることは開店前より増えます。ここを支えるのが運用代行です(開店までにかかる費用はShopify構築費用の解説記事で詳しくまとめています)。

 

大切なのは、運用代行には「運営をまるごと任せる」から「一部の業務だけ任せる」まで大きな幅があることです。会社によって対応範囲も得意分野も違うため、「運用代行を頼む=全部お任せ」と考えてしまうと、費用も成果もミスマッチが起きやすくなります。まずは次の章で、何を任せられるのかの全体像を押さえましょう。なお、Shopify以外のカートも含めた一般論はECサイト運用代行の総合ガイドを、運用業務そのものの全体像はShopify運用の完全ガイドをご覧ください。

 

代行会社に限らず「どの業務を誰に外注するか」から考えたい方はECサイト運用の外注の記事からお読みください。

この章のまとめ:運用代行(運営代行)は「構築後のストアの運営・改善を委託できるサービス」。丸投げ一択ではなく、部分型・全部型・保守型と任せ方に幅があることが出発点です。

 

 

 Shopify運用代行に任せられる業務範囲【一覧】

Shopify運用代行に任せられる業務範囲の一覧表

 

運用代行に任せられる業務は、大きく「ストア運営」「売上改善」「システム保守」の3領域に分かれます。20サイト以上の運用保守の現場で発生している業務をもとに、具体的なタスクまで落として一覧にしました。

 

領域 目的 具体的な業務
① ストア運営 日々の販売を止めずに回す 商品登録・商品情報の更新、在庫データの更新、受注処理・出荷連携、配送設定の調整、顧客対応(問い合わせの一次対応・返品)、バナー差し替え・特集ページの更新
② 売上改善 売上・利益を伸ばす アクセス・売上データの分析とレポート作成、サイト改善(CVR改善・導線改善)、SEO・ブログなどのコンテンツ施策、広告運用、メルマガ・公式LINE施策
③ システム保守 ストアを技術面で安定させる テーマ・アプリの更新管理、新規アプリの導入設定、Liquid(Shopifyのテンプレート言語)の修正・デザイン調整、LP・特設ページの作成、表示崩れや決済エラーなどのトラブル対応、仕様変更に伴う不具合対応

 

ポイントは、この3領域すべてに対応する会社は多くないということです。広告が得意な会社、制作・技術が得意な会社、受注業務の代行が中心の会社と、それぞれ守備範囲が違います。SNSアカウントの運用のように、会社によって対応の有無が分かれる業務もあります。だからこそ、おすすめの会社リストを眺める前に、この表で「自社が任せたい業務」に印を付けてみてください。印の付いた領域が得意な会社に絞れるので、会社選びで迷いにくくなります。

 

②の売上改善で打つ施策の具体例はShopifyの売上を上げる施策の解説記事で、③の改修を単発で頼む場合の費用感はShopifyカスタマイズ費用の解説記事で、それぞれ解説しています。Shopifyに限らないEC運用の業務全体と、内製・外注の分担早見表はECサイト運用の業務内容の解説記事にまとめています。

この章のまとめ:任せられる業務は「ストア運営・売上改善・システム保守」の3領域。会社ごとに守備範囲が違うので、会社を探す前に任せたい業務に印を付けるのが先です。

 

 

 運用代行・運用保守・コンサルの違い — 自社に必要なのはどれ?

Shopify運用代行・運用保守・コンサルの違いの比較表

 

運用代行を調べていると、似た言葉の「運用保守」や「コンサル」も目にするはずです。この3つは混同されやすいのですが、任せる業務の中心が違います。弊社も保守サービスを提供するなかで、「どれを頼めばいいのか」というご相談を実際によくいただきます。

 

項目 運用代行 運用保守 コンサル
目的 販売業務や改善施策を任せて、運営そのものを回す・伸ばす ストアを技術面で安定稼働させ、必要な修正・改修に対応する 戦略や改善の方向性を助言し、自社の判断を支える
任せるもの 手を動かす実務(①ストア運営・②売上改善、③を含む場合も) 技術面の実務(③システム保守) 考える部分(分析・戦略・改善提案)。実行は自社
向いている状況 販売の実務ごと任せたい。社内に運営リソースがない 販売は自社で回せるが、技術面に不安がある・改修を頼める先がほしい 実務は自社で回せるが、何をすべきかの判断に迷っている

 

判断の軸はシンプルで、「販売の実務ごと任せたい」なら運用代行、「販売は自社でやるので技術面の安心がほしい」なら運用保守、「実務は自社で回すので考える部分の助言がほしい」ならコンサルです。また、三択で決めきる必要もありません。まずは保守契約で技術面を固め、事業の成長に合わせて任せる範囲を広げていく——という段階的な使い分けも、実務ではよく取られる形です。運用保守で任せられる業務の詳細はShopify運用保守の解説記事を、コンサルの費用相場と向くケースはShopifyコンサルの解説記事を、Shopifyに限らないEC全般のコンサル費用はECコンサルの費用相場の解説記事をご覧ください。

この章のまとめ:販売の実務まで任せるのが運用代行、技術面を支えるのが運用保守、考える部分の助言がコンサル。段階的に使い分ける考え方もあります。

 

 

 Shopify運用代行の費用相場【料金表】

Shopify運用代行の料金体系と依頼範囲別の費用相場の料金表

 

次に気になるのが費用です。まず、運用代行の料金体系はおおむね次の3タイプです。

 

月額固定型: 毎月定額で決められた範囲の業務を任せる。運用代行で最も一般的な形
成果報酬型: 売上などの成果に連動して料金が決まる。固定費を抑えたい場合に検討される形
スポット型: 必要なときだけ都度依頼する。単発の施策や改修向き

 

依頼範囲別の料金表(月額固定型の目安)

費用の目安は、依頼する範囲で大きく変わります。「ライト」「ミドル」「フルコミット」の3段階に分けて、主な業務範囲と向いている会社像まで一覧にしました(2026年9月時点)。

 

依頼範囲 月額の目安 主な業務範囲 向いている会社像
ライト(一部の業務のみ・作業代行) 3万〜10万円程度 商品登録、バナー差し替え、軽微なテキスト修正など 自社に運営担当者はいるが、単純作業の手が足りない
ミドル(運営+改善提案) 10万〜30万円程度 ライトの内容+売上レポート作成、アプリの管理、日常的な保守、簡易的なSEO 運用のメイン業務を任せて、自社は商品開発に集中したい
フルコミット(戦略〜実行まで) 50万円以上(または成果報酬) ミドルの内容+広告運用、本格的なデザインリニューアル、マーケティング戦略立案 ある程度予算があり、Shopifyを主力事業として一気に成長させたい

※ 弊社の運用保守20サイト以上の実務と、各社の公開料金をもとにした整理値です。会社や契約内容によって幅があります。

 

費用が変わる4つの要因

同じ「月額固定」でも、見積りは次の4点で上下します。比較するときは、この4点を揃えて見るのがコツです。

 

依頼範囲と作業時間: 「月に何時間・何をやってくれるか」。最も影響が大きい
月商規模・注文数: 受注処理や顧客対応の量に応じて上がる
契約期間: 最低契約期間の縛りと引き換えに月額を抑えるプランもある。解約条件とセットで確認
初期費用の有無: 引き継ぎや現状分析を別建てにする会社もある。月額だけで比べない

 

コマースラボの料金を「物差し」にする

参考までに、弊社の公開料金もお伝えします。運用保守プランは月額49,500円(税込)・月5時間分の改修対応つき・契約期間の縛りなしで、前章の分類でいう「保守型」の実例です。分析と改善提案を任せる「改善型」の実例がマーケティングプラン(月額49,500円・税込)で、両方を併用すると月額99,000円(税込)です。「保守だけ」「改善だけ」「両方」の費用感の物差しにしてください。料金・サービス範囲の詳細は運用・保守サービスのページをご覧いただけます。

 

「自社で運用した場合と外注した場合、結局どちらが安いのか」という費用比較はShopify運用の費用の記事で、Shopify以外も含めたEC運用代行の費用の決まり方や請求サイクルはEC運用代行の費用相場の記事で、それぞれ深掘りしています。

この章のまとめ:料金体系は月額固定・成果報酬・スポットの3タイプ。月額の目安は依頼範囲しだいで3万円程度から50万円以上まで幅があり、見積りは「範囲・時間・月商・契約期間・初期費用」を揃えて比べるのがコツです。

 

 

 Shopify運用代行のメリットと注意点

Shopify運用代行のメリットと注意点の整理

 

費用をかけて依頼する以上、良い面と注意すべき面の両方を知ったうえで判断したいところです。運用の現場から見た実感も込みで、フラットに整理します。

 

 運用代行のメリット

専門ノウハウをすぐ使える: 自社で試行錯誤する時間を飛ばして、経験にもとづく施策から始められる
担当者の時間が生まれる: 日々の作業から解放され、商品開発や本業に集中できる
施策の実行速度が上がる: 「やりたいことリスト」で止まっていた改善が、実際に前へ進む

 

 注意点(契約前に知っておきたいこと)

ノウハウが社内に残りにくい: 任せきりにすると、契約終了後に自社で運営できない状態になりがち
丸投げでは成果が出にくい: 商品や顧客を一番知っているのは自社。情報共有を怠ると施策の精度が落ちる
コミュニケーションコストがかかる: 依頼・確認のやり取りは必ず発生する。窓口役の担当者は社内に必要

 

注意点に共通するのは、「任せる=関わらなくていい、ではない」ということです。よく見かけるのは、丸投げでスタートして数カ月後に「何をやってもらっているのか分からない」となってしまうパターン。逆に、月1回の定例で数字と施策を一緒に確認しているストアは、外注でも社内に判断力が育っていきます。運用代行は「任せ方」しだいで結果が大きく変わるサービスです。

この章のまとめ:メリットはノウハウ・時間・実行速度。注意点は「丸投げにしない」ことでほぼ回避できます。

 

 

 契約前に注意したいShopify運用代行会社の特徴4つ

契約前に注意したいShopify運用代行会社の特徴と確認ポイント

 

「費用が安いから」「大手だから」という理由だけで選ぶと、契約後に困るケースがあります。他社で運用していたストアのご相談でよく見かけるパターンを4つに整理しました。特定の会社の話ではなく、契約前にあなた自身が確認したいポイントとして読んでください。

 

1. 独自アプリ・独自テーマで囲い込む構造になっている

Shopifyの強みは、標準機能や公開アプリを組み合わせて自由にカスタマイズできることです。ところが、非公開の独自アプリや特殊な独自テーマを前提に運用が組まれていると、契約終了後に一部の機能が使えなくなったり、他社への乗り換えや自社運用への切り替えが難しくなったりします。
確認したいこと: 公開アプリ・公式テーマをベースに運用してくれるか。解約後もストアが問題なく動くか。

 

2. 営業担当と運用担当が分かれていて、伝言ゲームになる

商談に出てくる担当者と実際に手を動かす担当者が別で、間に「伝言ゲーム」が発生する体制です。「営業は『できる』と言ったのに技術的にできなかった」「修正に何日も待たされる」といった行き違いは、この構造から起きやすくなります。
確認したいこと: 打ち合わせに実際の運用担当者や技術者が同席してくれるか。

 

3. ストアのオーナー権限を依頼側に渡さない

ストアの所有権にあたる「オーナー権限」を代行会社が持ち、依頼側には制限されたスタッフ権限しか与えない形です。「セキュリティのため」と説明されることもありますが、契約終了時にストアを自社でコントロールできないリスクにつながります。
確認したいこと: オーナー権限は自社に残し、代行会社には必要なスタッフ権限を付与する形にできるか。

 

4. Shopifyの仕様変更やアプリ更新への理解が浅い

Shopifyは日々アップデートされ、アプリ同士の相性で不具合が出ることもあります。Shopifyに慣れていない会社だと、不具合の原因が分からず対応が止まってしまうことがあります。「原因が分からないと言われた」という段階でShopifyに強い会社へ相談に来られる事業者様は、実際に少なくありません。
確認したいこと: Shopifyの構築・運用実績があるか。デザインやマーケティングだけでなく、システム(保守)の対応ができるか。

この章のまとめ:注意したいのは「囲い込みの構造」「伝言ゲームの体制」「オーナー権限の扱い」「Shopify理解の浅さ」の4つ。いずれも契約前の質問で確認できます。

 

 

 失敗しないShopify運用代行の選び方 — 範囲を決めてから会社を見極める

Shopify運用代行の任せる範囲の決め方3ステップと会社の見極め方

 

運用代行を検討し始めると、まず「どの会社がいいか」を探したくなります。ですが実は順番が逆で、会社を選ぶ前に「何を任せるか」を決めるのが失敗しないコツです。範囲が決まっていないと、見積りの比較もできず、営業トークに流されやすくなります。次の3ステップで進めてみてください。

 

ステップ1: 任せたい業務に印を付ける

先ほどの業務範囲の表(ストア運営・売上改善・システム保守)を使って、「自社でやりきれていない業務」「そもそも社内にスキルがない業務」に印を付けます。これだけで、探すべき会社のタイプが絞れます。

 

ステップ2: 自社に「残す業務」を決める

全部に印が付いた方こそ、一度立ち止まってください。実務を見てきた立場からのおすすめは、商品理解・顧客理解に関わる業務(商品情報の中身、顧客からの声への向き合い方)は自社に残すことです。ここは事業の核であり、外部が代わりを務めにくい部分。逆に、定型作業や技術対応は手放しても事業の判断力は落ちません。

 

ステップ3: 範囲に合う依頼形態を選ぶ

印の付き方で、依頼形態はおおよそ決まります。運営も改善も任せたいなら「全部型」、特定領域だけなら「部分型」、技術面だけなら「保守型」。範囲と形態が決まれば、あとは各社の見積りを同じ土俵で比較するだけです。

 

会社を見極める6つのチェックポイント

範囲が決まったら、候補の会社を次の6点で見ていきます。前章の「注意したい特徴」の裏返しでもあります。

 

 運用代行会社を見極める6つのチェックポイント

「攻め」と「守り」の両方に対応できるか: 施策の実行だけでなく、仕様変更やアプリ更新に対応できる技術力があるか
Shopify特有のノウハウ(Liquid・アプリ連携)があるか: トラブルの早い解決と無駄のないアプリ選定につながる
対応スピードと誠実さ: 表示崩れなどの際にすぐ動いてくれるか。デメリットやリスクも事前に開示してくれるか
オーナー権限が自社に残るか: 契約前に必ず確認する
契約の柔軟性: 最低契約期間・解約条件。小さく始めて範囲を広げられるか
担当者の実務経験: 実際に手を動かす担当者にShopifyストアの運用経験があるか

 

おすすめの会社はどう探す?タイプ別の見分け方

「Shopify運用代行 おすすめ」で検索すると、会社を何社も並べた比較記事が多く出てきます。上から読んでも決めきれないのは、会社のタイプが混ざっているからです。先に自社に合うタイプを絞ってから読むと、比較記事は一気に使いやすくなります。

 

会社のタイプ 向いている状況 見るべき点
総合型(運営〜改善・保守) 全部型で任せたい。窓口を1社にしたい 3領域それぞれの実績と担当体制
集客・広告特化型 運営は回っているが、集客に手が回らない 広告費とは別の手数料、レポート頻度、成果の定義
技術・保守特化型 販売は自社で回せる。改修とトラブル対応の後ろ盾がほしい 月あたりの対応時間、Liquid・アプリ対応の範囲
作業代行型(受注・登録中心) 定型作業の手が足りない。ノウハウは社内にある 件数・時間あたりの料金、繁忙期の対応力
フリーランス・個人 予算を抑えて特定の業務だけ任せたい 稼働の継続性、権限の扱い

 

 依頼前チェックリスト

・依頼の目的を言語化したか(例: 受注業務をなくす/半年でCVR改善に着手する)
・月予算の上限を決めたか
・社内の窓口担当を決めたか(丸投げ防止の要)

 

この章のまとめ:「①任せる業務に印→②残す業務を決める→③依頼形態を選ぶ」の順で範囲を決め、6つのチェックポイントで会社を見極める。比較記事はタイプを絞ってから読むのがおすすめです。

 

 

 Shopify運用代行を頼まなくていいケース

Shopify運用代行が不要なケースと代替策の解説

 

弊社は運用を支援する側ですが、正直に言うと、すべてのストアに運用代行が必要だとは思っていません。次に当てはまるなら、急いで契約する必要はないはずです。

 

注文数が少なく、いまの体制で運営が回っている: 外注費が売上に見合いません。まずは売る仕組みづくりが先です
担当者が育っていて、ノウハウを社内に貯めたい: 自社運用の経験は資産になります。外注はその後でも遅くありません
月商規模に対して費用対効果が合わない: 毎月の代行費用を売上改善で回収できる見込みが立たないなら、時期尚早です

 

その場合の現実的な代替策は2つあります。1つ目は自動化。Shopify公式の自動化機能「Shopify Flow」(ベーシックプラン以上なら追加費用なしで使えます)を使えば、タグ付けや在庫アラートなどの定型作業を自動化して、外注せずに工数を減らせます(Shopify Flowの解説記事で設定方法を紹介しています)。2つ目は部分外注。全部任せるのではなく、苦手な領域だけ小さく頼む形なら、費用を抑えつつ弱点を補えます。

 

そして、「運営は自社で回せるけれど、テーマの更新やトラブルなど技術面だけが不安」という方には、運用代行ではなく運用保守という選択肢が合っています。月数万円規模で技術面の後ろ盾を確保できるので、いきなり運用代行を契約するより無理がありません。内製か外注かで迷っている段階なら、Shopify運用の内製・外注の判断記事のチェックリストも参考にしてください。

この章のまとめ:運営が回っているなら外注は不要。自動化・部分外注・保守契約という「代行未満」の選択肢から検討するのが堅実です。

 

 

 依頼から運用開始までの流れとコマースラボの運用支援

Shopify運用代行の依頼から運用開始までの流れとコマースラボの運用支援サービス

 

最後に、実際に依頼する場合の一般的な流れを押さえておきましょう。多くの会社で、おおむね次のステップで進みます。

 

1.問い合わせ・初回相談
2.現状のヒアリング(ストアの状況・課題・体制の確認)
3.依頼範囲のすり合わせと見積り
4.契約
5.アカウント・業務の引き継ぎ
6.運用開始(定例報告で改善を回す)

 

引き継ぎの際、ストアのオーナー権限は自社に残すのが原則です(理由と確認方法は「契約前に注意したい会社の特徴」の章とFAQで解説しています)。運用に必要な権限はスタッフアカウントで付与できます。

 

コマースラボの運用支援プラン

弊社は、構築40サイト以上・運用保守20サイト以上の実績をもつShopify専門の支援会社です。運用支援は、任せたい範囲に合わせて次の形で提供しています(税込・2026年9月時点)。

 

運用保守プラン: 月額49,500円。月5時間分の改修対応つき・契約期間の縛りなし。技術面の後ろ盾がほしい方向け
マーケティングプラン: 月額49,500円。月次のデータ分析と改善案の立案。何をすべきか迷っている方向け(マーケティングプランのページ
両プランの併用: 月額99,000円。保守と改善提案の両方を任せたい方向け
Shopifyなんでも相談: 22,000円(60分・Zoom)。契約の前に、任せる範囲や進め方をまず相談したい方向け(なんでも相談のページ

 

商品登録や受注対応などの日常運営の代行も、内容によって対応できるものがありますので、まずはご相談ください。ヒアリングのうえで対応範囲をすり合わせ、個別にお見積りします。弊社は独自アプリで縛るような囲い込みはしない方針で、契約を終了しても自社でストアを引き継げる形を前提にしています。「まず保守から始めて、必要になったら範囲を広げる」という段階的な使い方もできますので、任せる範囲を決めかねている段階のご相談も歓迎です。

 

運用のご相談はこちら(無料)

 

この章のまとめ:流れは「相談→ヒアリング→範囲と見積り→契約→引き継ぎ→運用開始」。オーナー権限は自社に残すのが原則です。

 

 

 まとめ: 範囲を決めてから、会社を選ぶ

Shopify運用代行のまとめとよくある質問

 

この記事のポイントを振り返ります。

 

 この記事のまとめ

・運用代行(運営代行)は「構築後のストアの運営・改善を任せられるサービス」。丸投げ一択ではない
・任せられる業務は「ストア運営・売上改善・システム保守」の3領域。まず任せたい業務に印を付ける
・実務ごと任せるなら運用代行、技術面なら運用保守、助言ならコンサル
・費用相場は依頼範囲しだいで月3万円程度〜50万円以上。実例: 弊社の運用保守プランは月額49,500円
・契約前に注意したいのは「囲い込み」「伝言ゲーム」「オーナー権限」「Shopify理解」の4つ
・会社は6つのチェックポイントで見極め、比較記事はタイプを絞ってから読む
・商品理解・顧客理解に関わる業務は自社に残す。運営が回っているなら頼まなくていい

 

次のアクションとしておすすめなのは、業務範囲の表を使って「任せたい業務」と「残す業務」に印を付けてみることです。範囲さえ決まれば、会社選びも見積り比較も一気に具体的になります。

 

よくある質問(FAQ)

Q. 運用代行と運営代行は違うサービスですか?
A. 呼び方が違うだけで、指しているサービスは基本的に同じです。どちらも「Shopifyストアの運営業務や改善施策を専門会社に委託するサービス」を指します。検索するときはどちらの表記でも構いません。

 

Q. 費用はいくらからですか?
A. 作業代行が中心なら月3万〜10万円程度、運営と改善提案まで任せると月10万〜30万円程度、戦略から実行まで一括なら50万円以上が目安です。

 

Q. 小さいストアでも運用代行を依頼できますか?
A. 依頼自体は可能ですが、注文数が少なく運営が回っているなら急ぐ必要はありません。まずはShopify Flowなどの自動化や部分外注で工数を減らし、費用対効果が見合う段階になってから検討するのがおすすめです。

 

Q. どこまで丸投げできますか?
A. 契約上は戦略から実行まで一括で任せることも可能です。ただし、商品や顧客を一番知っているのは自社です。商品理解・顧客理解に関わる部分は自社に残し、定例で数字を一緒に確認する形が、結果的に一番成果につながります。

 

Q. ストアのオーナー権限は代行会社に渡すべきですか?
A. 原則として自社に残してください。運用に必要な操作はスタッフアカウントの権限で対応できます。「オーナー権限が必要」と言われた場合は、理由と解約時の扱いを契約前に確認しましょう。

 

Q. 他社で構築したストアでも依頼できますか?
A. 多くの会社で可能です。引き継ぎの際は、テーマやアプリの構成、オーナー権限の所在、前の会社独自の仕組みが残っていないかを確認しておくとスムーズです。弊社でも承っています。

 

Q. 販売業務は自社でやるので、保守だけの契約はできますか?
A. はい、可能です。弊社の運用保守プランは、日常の運営は自社で行い、テーマ更新や改修などの技術面だけを任せる形でご利用いただけます。月額49,500円(税込)・月5時間分の改修対応つき・契約期間の縛りなしです。

 

この記事を書いた人

株式会社コマースラボ 代表取締役 濱野恵太郎

濱野 恵太郎(はまの けいたろう)
株式会社コマースラボ 代表取締役

・Shopifyパートナー
・BASE認定パートナー
・WACA認定ウェブ解析士

・ECサイト構築40サイト以上
・ECサイト運用保守20サイト以上

構築から運用・保守まで一気通貫で対応しています。

 

 Shopify運用のご相談はコマースラボへ

「どこまで任せるべきか決めきれない」「運用代行と保守、自社にはどちらが合うのか知りたい」——そんな段階のご相談も歓迎です。20サイト以上の運用保守の実務をもとに、任せる範囲の設計から一緒に考えます。無理な営業はしませんので、情報収集の段階でもお気軽にどうぞ。

 

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